腎がん:INFα-2a+IL-2+fluororacil併用 vs INFα-2a単独

腎細胞癌は悪性腫瘍全体のの2%で、30%が転移性で、限局的であるモノの半数が転移発症する。進行期生存期間中央値は10ヶ月で、5年生存率は15%。ヨーロッパの標準ケアは、ターゲット治療導入されるまでINF alfa-2aであった。Cochraneシステミックレビュー・メタアナリシスでは、α-2aがmedroxyprogesterone acetate や vinblastineより優れていた。
しかし、French Intergroup PERCY Quattro trialの結果、転移性疾患を有する患者の20%で予後良好というベネフィットに過ぎない。高用量IL-2治療は14-23%の反応率。しかし、3年超ののdurable complete remissionを7%ほど認め、10年ほど維持できる症例がある。

しかし、ランダム研究がなされてなかった。


Interferon alfa-2a versus combination therapy with interferon alfa-2a, interleukin-2, and fluorouracil in patients with untreated metastatic renal cell carcinoma (MRC RE04/EORTC GU 30012): an open-label randomised trial
The Lancet, Volume 375, Issue 9715, Pages 641 - 648, 20 February 2010

INF α-2+IL-2+fluorouracil併用療法は、全般および無進行生存期間に、IFN-2a単独に比べベネフィット良好とは言えないが、免疫療法は、臨床的に特定の患者で明らかな寛解延長をもたらし意義がある。
そういった患者を同定することが今後重要。


腎がん診療ガイドライン
http://www.jsco-cpg.jp/guideline/10.html
・進行腎癌に対するインターフェロンα,インターロイキン2などのサイトカイン単独療法は推奨されるか?
・進行腎癌患者に対するインターフェロンαとインターロイキン2などの併用療法あるいは抗癌剤との併用療法は推奨されるか?
・Stage I, II の腎癌に対する根治的腎摘除術後の補助サイトカイン療法は推奨されるか?

by internalmedicine | 2010-02-20 09:23 | がん  

<< メタアナリシス:スタチンは糖尿... ブルーリ潰瘍:限局型M. ul... >>