BADGER:少量ICS不応性小児喘息に対するstep-up治療

ICS+LABA合剤の安全性議論は続く、実際、低用量吸入ステロイド使用済みの子供の紺とルール不十分例をいかに処すべきかが課題。


結論から言えば、step-up治療反応はすべてでばらつきがあり、他のICSや LTRA step-up治療群より、LABA step-up治療が有意に良好であった。しかし、多くの子供で、ICS step-up、LTRA step-upでもbest responseで、各子供へのモニターと適切な補正が必要。


Step-up Therapy for Children with Uncontrolled Asthma while Receiving Inhaled Corticosteroids
www.nejm.org March 2, 2010 (10.1056/NEJMoa1001278)

182 名の子供 (6 から 17 歳)で、フルチカゾン100μg1日2回で uncontrolled 喘息の状態
ランダムな順番で16週間、3つの盲目化 step-up治療を選択

・フルチカゾン 250 µg 1日2回 (ICS step-up)
・フルチカゾン 100μg+LABA50μg 1日2回(LABA step-up)
・フルチカゾン 100μg+LTRA5mg or 10 mg( (LTRA step-up)

3つの複合アウトカム要素(exacerbations, asthma-control days, and the forced expiratory volume in 1 second) で、step-upレジメンごとの差を頻度が25%以上と仮定して設定。

LTRA step-up(relative probability, 1.6; 95% 信頼区間[CI], 1.1 to 2.3; P=0.004)、ICS step-uprelative probability, 1.7; 95% CI, 1.2 to 2.4; P=0.002)と比較して、LABA step-up治療への反応がもっともbest responseであった。


Pairwise Comparison of Three Step-up Therapies and the Overall Probability of Best Response.



ランダム化前の Asthma Control Test高スコアにより、LABA step-upの好反応を予測できた(P=0.009)


Primary Predictors of a Differential Response to Step-up Therapy.


人種がLABA step-up好反応予測となりえるが、黒人があまりLTRA step-up反応性が悪かった(P=0.005)



低用量吸入ステロイド治療を受けている多くの子供でも、uncontrolled asthmaが存在する
Pediatric Asthma Controller Trial (PACT)で、フルチカゾン 100μg1日二回が有効だが、小児の50%超がuncontrolledの状態、39%が48週間に少なくとも一回の喘息急性増悪を経験。
低用量吸入ステロイドでpoorly controlledの子供に関する治療方法の医療側へのガイドは少なく、統一した亜ものがない。
PEFなどのプライマリアウトカム設定、治療期間、採用クライテリア、比較対照群に関するdiscrepancyがあり、評価のばらつきが個別の患者のばらつきよりも評価のばらつきに問題がある状況が続いている。
ベストなstep-up治療確立のためには、比較によるエビデンスが必要であり、予測に関するphenotypeやgenotype特性により特定のstep-up治療がほかより優秀であることを示すことが必要。

Best Add-on Therapy Giving Effective Responses (BADGER) と呼ばれる研究は、低用量吸入ステロイド使用uncontrolled 喘息患者に対する3つの盲目化step-up治療
アウトカム構成は、喘息急性増悪、喘息コントロール日数、FEV1の複合エンドポイントで、ベスト・レスポンスを評価したもの

なかなか興味深い報告となっている。

by internalmedicine | 2010-03-03 08:48 | 呼吸器系  

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