若者では、推奨運動量を行ってると、肥満遺伝子に打ち勝てる

若者では、日々の推奨運動活動性に合致した生活を送ることで、肥満関連特性であるFTO rs9939609 polymorphismを凌駕する効果がある。

Ruiz JR, et al "Attenuation of the effect of the FTO rs9939609 polymorphism on total and central body fat by physical activity in adolescents: The HELENA Study"
Arch Pediatr Adolesc Med 2010; 164(4): 328-33.


FTO多形型のA alleleは有意に、BMI(+0.42 per risk allele)、体脂肪比率 (+1.03% per risk allele)、ウェスト経 (+0.85 cm per risk allele)と相関

遺伝子×身体活動の相互関係は、有意~境界的な関連を認めた (for interaction, P = .02, .06, and .10 for BMI, body fat percentage, and waist circumference, respectively)

FTO rs9939609多形型の体脂肪パラメータへの影響は日々の身体活動推奨合 (ie, ≥60 min/d of moderate to vigorous physical activity)致して運動する子供では、そうでない子供より影響は非常に低い:
・BMI: +0.17 vs +0.65 / リスクallele
・体脂肪比率: +0.40% vs +1.70% / リスクallele
・ウェスト径 +0.60 vs +1.15 cm/ リスクallele


解説:http://www.medpagetoday.com/Pediatrics/Obesity/19390?utm_source=twitter&utm_medium=twitter&utm_campaign

中等度から強度の運度を1日1時間行うことで、肥満に関連する遺伝子変異に打ち勝つことができる
この変異を1つ以上のコピーを有する、752名のヨーロッパの子供のコホートを、Jonatan Ruiz(Sweden's Karolinska Institute)が研究

Healthy Lifestyle in Europe by Nutrition in Adolescence (HELENA)として知られている横断研究を用い、3865名の研究で、752名(413名の女の子を含む)、FTO variant、BMI、7日間のaccelerometerを用いた運動量のデータ
中等度から高度運動量60分間(U.S. Department of Health and Human Servicesガイドライン)達成にて群別
包括的に言えば、男子339名のうちの200名、女子413名のうちの111名がこのレベルに達した

756名の子供で、275名がallele 0 コピー、1つが354名、2つが123名を報告
FTO遺伝子型と運動カットオフ値に合致するかで有意差はなかったと報告

一方、カットオフ値に合致しない場合、センター、性別、年齢補正後、A alleleは、有意に肥満関連因子において影響があった。運動レベルの合致した被験者では、FTOの状況に基づく分析で、これらのパラメーターにおいて有意差なし。結果は、男女同様で、思春期補正では年齢より変化の差はなかった。


ただ、Ruizらは、横断的研究で知見には注意を払うべきと警告している。

by internalmedicine | 2010-04-06 10:58 | 糖尿病・肥満  

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