FDA前立腺癌ワクチン(900万円ほど)を承認

FDA approves $93K prostate cancer vaccine
http://www.usatoday.com/news/health/2010-04-30-prostatevaccine30_ST_N.htm

93、000$=900万円ほど

だが、ポリオや子宮頸がんワクチンのように感染をブロックするものでないので癌そのものを予防するわけでない

Provenge
http://www.fda.gov/BiologicsBloodVaccines/CellularGeneTherapyProducts/ApprovedProducts/ucm210012.htm


3年で、生存者比率、Provenge投与群で32%、プラセボ対照は23%

進行がんを有する男性で有意なベネフィットを有し、それは約22ヶ月の生存を意味する

現在の標準治療である化学療法は、ホルモン治療に反応しない場合、docetaxelが用いられるが、2.4ヶ月生存延長に過ぎないと述べている



アリコのCMで、盛んに重粒子線治療などを例に通常の公的保険診療外の医療費に関する保険宣伝されている。これはおそらく、今後推進されるであろう、混合診療が念頭にもあるのだろう。
実際、こういう高額になる医療費をあまねく公的保険診療にすれば、保険制度破綻になるというのはわかるが・・・諸刃であり、すなわち、貧富差の導入になる。・・・それも仕方ないとおもえるほど公的保険制度は制度破綻をきたしているわけだが・・・

by internalmedicine | 2010-05-05 19:58 | がん  

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