飲料水中のヒ素濃度と死亡率

arsenic 【名】 《化》ヒ素


”日本の水道法で定められているヒ素の水質基準値0.01mg/L”(引用)・・・0.01mg/L、すなわち、10.0μg/L(=ppb)を、やはり基準としている!

Arsenic exposure from drinking water, and all-cause and chronic-disease mortalities in Bangladesh (HEALS): a prospective cohort study
The Lancet, Early Online Publication, 19 June 2010
doi:10.1016/S0140-6736(10)60481-3Cite or Link Using DOI



前向きコホート:Health Effects of Arsenic Longitudinal Study (HEALS)
11746名の住民ベースの被験者(18-75歳)、バングラディシュ・Araihazarの研究
2000年10月から2002年5月までbinenniallyにフォロー
Cox比例ハザードモデルで、共役要素補正による死亡率HRsを推定

2000年10月から2009年2月まで死亡407名

多因子補正死亡HRsは
水中ヒ素濃度にて10.0μg/L未満に比べ、 10.1—50.0 μg/L, 50,1—150,0 μg/L, and 150,1—864.0 μg/Lでそれぞれ 1.34 (95% CI 0.99—1.82), 1.09 (0.81—1.47), 1·68 (1.26—2.23)

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結果は日々のヒ素量や尿中総ヒ素濃度でも同様

暴露状況の最近の変化、尿中総ヒ素濃度をbienniallyに繰り返し測定した値は、死亡率にさほど影響を与えなかった。



有名な、”Arsenic Concentrations in Well Water and Risk of Bladder and Kidney Cancer in Finland P Kurttio Environ Health Perspect. 1999 September; 107(9): 705–710. では、”0.1-0.5μg/L程度でも泌尿器系癌との関連”が指摘されている。


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http://www.nrdc.org/water/drinking/qarsenic.asp


水道中のヒ素に関して、関心を持つ必要があるだろう。

by internalmedicine | 2010-06-19 10:52 | 環境問題  

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