高齢者喘息

Asthma in older adults
Peter G Gibson et. al.
www.thelancet.com Vol. 376 Sep. 4, 2010


高齢者喘息は多く、未診断が多いこと、治療不十分が多いことが特徴
加齢は独特の問題、喘息の発現、認識、治療に対して影響を及ぼす
喘息とCOPDのoverlap and convergeが特に問題
合併により、正確な診断メソッドがなく、診断を複雑にする
気道疾患、合併症、リスク要素、マネージメントスキルに着眼した多次元的評価により介入のキーとなるニーズに対して関心が持たれる。
喘息、閉塞性肺疾患合併の関心の高まりとともに、ケアの効果的システムの開発、適切な臨床ガイドライン、健康アウトカムをもたらすための研究アジェンダの必要性がでてきた



診断の問題点:未診断率が多いことは多要素的
症状:呼吸苦、喘鳴、夜間症状:69%は加齢現象のみで説明可能
スパイロメトリー
他合併症:心不全、COPD、加齢現象、症状見落とし


スパイロメトリーは困難と言われているが、スタッフが十分訓練され、質担保がなされた場合90%以上正確に施行可能と報告がある

クラスター解析による気道閉塞の明確な臨床的発現型
・Severe and yearly variable airflow obstruction with features of atopic asthma, chronic bronchitis, and emphysema (EAMU syndrome)
・Emphysema alone
・Atopic asthma with eosinophilic airways inflammation
・Mild airflow obstruction without other dominant phenotypic features
・Chronic bronchitis in non-smokers


高齢者喘息の問題点
・喫煙
・運動制限
・炎症
・気道閉塞
・肥満
・呼吸機能障害
・社会的孤立
・不安・うつ
・認知機能
・合併症
・感染
・吸入過誤増加
・入院
・アドへランス不良



高齢者喘息・治療介入要素
気道 → 薬物療法
合併症 → ガイドラインベースマネージメント
リスク要素  → リスク要素修正
行動 → 自己マネージメント管理

by internalmedicine | 2010-09-04 12:17 | 呼吸器系  

<< 余命限定的な治療不応性呼吸苦患... 人工呼吸が長くなると、横隔膜の... >>