高ホモシステイン値被験者に、ビタミンBで脳萎縮予防効果あり

血中ホモシステイン濃度測定後だが、高値において、以下のビタミンBサプリメント 効果があると・・・めずらしくホモシステイン関係の効果肯定的な報告

葉酸 0.8 mg/d
ビタミンB12 0.5mg/d
ビタミンB6 20mg/d

Oxford Project to Investigate Memory and Ageing(OPTIMA)


Homocysteine-Lowering by B Vitamins Slows the Rate of Accelerated Brain Atrophy in Mild Cognitive Impairment: A Randomized Controlled Trial
PLoS ONE(www.plosone.org) 1 September 2010 Volume 5 Issue 9 e12244


168名(active treatment 85, プラセボ 83)の被験者がMRIセクション完遂
平均脳萎縮速度/年 治療群 0.76% [95% CI, 0.63–0.90]  vs プラセボ群  1.08% [0.94–1.22]

治療反応立は、ベースラインのホモシステイン濃度に依存

ホモシステイン>13 µmol/L の被験者の萎縮速度は積極治療群で53%低下 (P = 0.001)

萎縮速度は、認知機能最終テストスコアと相関した。

治療群カテゴリーでの重篤副事象イベントの差なし



ただ、ホモシステイン濃度と心血管イベントの価値は見いだせてない( 2010-06-23)。

他、ネガティブな報告が目白押し(http://bit.ly/dCemIg

でも、脳萎縮予防に対して、この種のサプリメントが有効なら、積極的にホモシステイン濃度測定し、勧めたくなるが・・・まだ・・・検討数も少なく、アウトカムとして弱すぎるが・・・

症例数を多くして、認知機能評価とともに、臨床的アウトカムの改善効果が認められれば有益なのだが・・・その管も、自分の脳萎縮がさらに進行しているという悲しさ・・・

by internalmedicine | 2010-09-10 11:40 | 精神・認知  

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