肥満ダイエット中、毎日ミルク・乳製品でカルシウム580mgで2年 6kg体重減少、ビタミンDも・・・

乳製品カルシウムと血中ビタミンD濃度増加は、ダイエットによる体重減少と相関する。

毎日カルシウム摂取580mg量のミルク・乳製品をとることは、2年で体重6kgに相当する体重減少をもたらす。ビタミンD値も独立して体重減少と関連する。


300名の過体重男女(40-65歳)の低脂肪・Mediterranean or low-carb diets の研究者対象の報告

イスラエル Ben-Gurion University of the Negev (BGU) の研究で、ビタミンDはカルシウム吸収

Dairy calcium intake, serum vitamin D, and successful weight loss
Shahar et al. Am J Clin Nutr.2010; 0: ajcn.2010.29355v1-ajcn.29355




2年の Dietary Intervention Randomized Controlled Trial (DIRECT) [n = 322;平均BMI 31; 平均年齢 52 歳]の検討
代表的サンプル(n=126)でビタミンD変化6ヶ月フォロー

ベースラインの血中25(OH)D濃度有意にベースライン3分位横断的に増加
(25.6 ± 8.0, 24.1 ± 8.9, 22.9 ± 6.8 ng/mL; P for trend = 0.02)

ビタミンDベースライン濃度と乳製品由来カルシウム摂取は、その後の体重減少と関連せず

しかし、年齢・性・ベースラインBMI・総脂肪摂取、ダイエット群割り付けの反復測定モデル補正後、乳製品カルシウム6ヶ月間の3分位(中央値: 156.5, 358.0, 582.9 mg/d)と血中25(OH)D (14.5, 21.2, 30.2 ng/mL)は体重減少の程度 (乳製品カルシウム摂取量に対し–3.3, –3.5, –5.3 kg  P = 0.043;ビタミンD摂取量に対し –3.1, –3.8, –5.6 kg  P = 0.013)と相関

年齢・性・ベースラインBMI、総塩某摂取、ダイエット群、ビタミンD濃度、乳製品カルシウム補正後多変量ロジスティック回帰において、乳製品化利子有無摂取 1 SD増加後と、6ヶ月にて体重減少 4.5kg [odds ratio (OR): 1.45; P = 0.046]

6ヶ月ポイントで、類似増加が血中25(OH)Dが見られる(OR: 1.7; P = 0.009)



牛乳は脂肪成分が多く、太りやすいような気がするのだが、これは、カロリー制限された上での話と理解すべきなのだろう。牛乳普及協会大喜びだろうが、宣伝に使う場合は、ダイエット食前提であることを断るべきである。

by internalmedicine | 2010-09-21 15:52 | 糖尿病・肥満  

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