禁煙治療:軽症・中等症COPDへのバレニクリン二重盲検研究

COPD軽症・中等者を対象としての27施設二重盲検多国研究

9-12週で禁煙成功 42%程度って少なすぎる気がするのだが・・・

Effects of Varenicline on Smoking Cessation in Mild-to-Moderate COPD: A Randomized Controlled Trial
Chest 100865published September 23, 2010, doi:10.1378/chest.10-0865
拡張剤後FEV1/FVC<70%、FEV1%予測正常値≥50%
varenicline (N=250) or  プラセボ (N=254)

プライマリアウトカムは、9-12週での一酸化炭素確認持続的禁煙率(CAR)

Weeks 9–12 CAR: varenicline (42.3%) vs プラセボ (8.8%; odds ratio [OR], 8.40; 95% 信頼区間 [CI], 4.99–14.14; p<0.0001)

Varenicline CAR weeks 9–52 で維持(18.6% vs placebo 5.6%; OR, 4.04; 95% CI, 2.13–7.67; p<0.0001)

吐き気、異常夢、上気道感染、不眠がvarenicline群で多い

Serious AEsは 頻度少ない。
2名のvarenicline患者と、1名のプラセボ群の死亡

精神的AEsは両群同等



Pharmacotherapies for smoking cessation: a meta-analysis of randomized controlled trials
Eisenberg et al.
CMAJ 2008;179:135-144.



Treating Tobacco Dependence in Light of the 2008 US Department of Health and Human Services Clinical Practice Guideline
Mayo Clin. Proc., August 1, 2009; 84(8): 730 - 736.
吐き気によるvarenicline投与中止はわずか3%、不眠は軽度。
興奮、うつ気分、行動変容、自殺念慮に関して市販後調査で可能性があるということでFDA warningがなされた。



たばこの値段挙がるということで、禁煙外来が一時的な?大流行・・・まあ好ましいことではあるが・・・テレビで禁煙外来取り上げられることが多くなった。
ニコチン依存のメカニズムを啓発することこそ重要なのに・・・民放に出演の先生方・・・ほとんど触れないか・・・?の内容オンパレード

それと、基礎疾患として精神疾患を有している患者に対して、チャンピックスの以下の注意書きがあることを認識していない精神科医師のいることに困っている。
**禁煙は治療の有無を問わず様々な症状を伴うことが報告されており、基礎疾患として有している精神疾患の悪化を伴うことがある。本剤との因果関係は明らかではないが、抑うつ気分、不安、焦燥、興奮、行動又は思考の変化、精神障害、気分変動、攻撃的行動、敵意、自殺念慮及び自殺が報告されているため、本剤を投与する際には患者の状態を十分に観察すること[「重要な基本的注意」の項参照]。

by internalmedicine | 2010-09-24 11:02 | 喫煙禁煙  

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