健康成人:ビリルビンは空腹時血糖、年齢、肥満、炎症、ヘモグロビン、鉄の状態と逆相関

要約だけでは、突然結論が出てきた気がして今ひとつ納得しがたいのだが・・・

ビリルビンの抗酸化作用(Science 27 February 1987:Vol. 235. no. 4792, pp. 1043 - 1046)は以前から知られていたので、代謝・炎症系に何らかの影響を与えるだろうとは思っている。

Bilirubin Is Negatively Associated With A1C Independently of Fasting Plasma Glucose, Age, Obesity, Inflammation, Hemoglobin, and Iron in Apparently Healthy Japanese Men and Women
Diabetes Care October 2010 vol. 33 no. 10 e131


A1C 値は、加齢、赤血球ターンオーバーの変化(溶血性貧血、慢性マラリア症、出血、輸血)による変化する。鉄不足。加齢以外で、炎症および酸化ストレスもHbA1cと関連する。LDLコレステロール酸化は動脈硬化性血管病変にクリティカルで、疫学研究において、CVDリスク減少と関連するという報告もある。

非糖尿病成人では、空腹時血糖よりA1cのほうが関連し、、それは非糖尿病患者のA1c、ビリルビンの関係を介しているのではないかという仮説
横断研究として、A1cと血中総ビリルビン(血糖、年齢、炎症性パラメーター、ヘモグロビン、鉄補正)が、日本の健康成人の男女において検討。
多変量線形回帰にて、A1cを独立して、ネガティブに、年齢、肥満、炎症、ヘモグロビン、鉄において、健康男女で逆相関
故に、A1Cと心血管疾患の関連は、空腹時血糖効果を超え、A1Cとビリルビンにはたらきが、一部関与しているのではないかという説明。

by internalmedicine | 2010-10-04 11:30 | 糖尿病・肥満  

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