肺気腫:total airway count (TAC)

肺気腫をCTスキャンで判断
右上葉肺尖部の3-8次気管支のマニュアルカウント
6-8次気管支の総カウント:total airway count (TAC)

これらの形態的BODE指数を予測できるか?

Airway Count and Emphysema Assessed by Chest CT Imaging Predicts Clinical Outcome in Smokers
CHEST October 2010 vol. 138 no. 4 880-887


TACは肺気腫と相関(r = −0.54, P < .0001)
TACは、mMRC呼吸困難指数と相関(r = −0.42, P = .004)
同様に、 FEV1% predicted (r = 0.52, P = .0003)、 6-min walk distance (r = 0.36, P = .012)、 BODE index (r = −0.55, P < .0001)と相関。
TAC単独とTAC・肺気腫・年齢複合、高BOD指数予測AUC/ROCカーブに対するC-statisticsはそれぞれ、0.84と0.92


TACは肺気腫性の肺胞破壊が進むとともに低値となり、BODE指数の予測因子となる。

CTベースのTAC値はユニークなCOPD関連発現型という結論


肺気腫の形態計測ってのは、CT出現以来、試みられている。特にHRCT以降、顕著である。r値 0.4-0.7程度の相関が、肺気腫の解剖学的指標と気道閉塞との関連で認められている。形態学的な肺気腫スコアと気道閉塞の差は、pathophysiologyと genomic が関係あるのではないかと想定されている。
(High-Resolution CT of the Lung, 4th edition 978-0-7817-6909-9 )

TAC、もうちょっと、肺気腫スコアとくらべてどうなのか検討しないと、めんどくさい指標が増えたというだけ・・・ってことになる。

by internalmedicine | 2010-10-06 09:28 | 呼吸器系  

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