ファイザー社抗うつ薬は無効で害のみが目立つ抗うつ薬

Pfizer社の抗うつ薬レボキセチンは無効

Reboxetineは、包括的にみて、無効で、有害性のみが目立つ抗うつ薬である。
出版エビデンスはおそらく、出版バイアスであり、トライアルデータの意図的出版のニーズがその原因としてあるのだろ
う・・・という結論



Reboxetine for acute treatment of major depression: systematic review and meta-analysis of published and unpublished placebo and selective serotonin reuptake inhibitor controlled trials
BMJ 2010; 341:c4737 doi: 10.1136/bmj.c4737 (Published 12 October 2010)
Cite this as: BMJ 2010; 341:c4737




イギリス系の医学出版物って、一般的に、米国企業、日本企業に厳しいが、まぁこれは真実だろう。

日本では、薬剤承認の遅れが話題になり、実際、失われた20年というほど、薬剤の承認内外差が目立っている。だが、この遅れが、有害無益薬剤に対する、一定の防波堤になっていたこともあるのかもしれない。

by internalmedicine | 2010-10-15 09:00 | 精神・認知  

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