くそ役人現場丸投げ責任回避通達:ワクチン同時接種

お医者さんたちって、行政や製薬会社に全責任をなすりつけられてるのに・・・気づかないお人好し集団であることは間違いない。


二種類以上の予防接種を同時に同一の接種対象者に対して行う同時接種(混合ワクチンを使用する場合を除く。)は、医師が特に必要と認めた場合に行うことができること。

http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/170707-b.pdf
(平成15年11月28日健発第1128002号厚生労働省健康局長通知「予防接種(一類疾病)実施要領」第一の18の(2))





法律の世界は、詭弁や揚げ足取りが堂々と通じる世界である。

こういう世界に、ワクチン接種現場の医療関係者が巻き込まれることは十分考えられる。そして、”特に必要と認めた”医師たちに相当の責任ということで、追求される可能性がある。

そもそも、”同時にワクチン接種”なんてできるはずがない。

なぜなら、”接種部位を離すこと”が明記されている( 二種類以上の予防接種を同時に行う場合は、それぞれの予防接種の場所が明瞭に区別され、適正な実施が確保されるよう配慮すること。)ため、どう素早くやっても、数秒のずれが生じるし・・・
冗談みたいだが、こういう問題も、くそ役人どもは丸投げしてるのである。

PCVやHibワクチンが広まり、”同時接種”が各地で行われている昨今・・・同業の方々が、行政・司法の犠牲者にならないことを願うのみである。

製薬会社も、当然ながら、”,医師が必要と認めた場合には,同時に接種することができる (なお,本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。”として、責任から逃げている。

医師以外はだれも責任をとるつもりのない・・・日本のワクチン行政

by internalmedicine | 2010-10-27 09:55 | くそ役人  

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