1型・2型糖尿病合併うつ患者へのインターネット認知行動療法の試み

うつ合併が1型、2型糖尿病ともに多く、QOLや糖尿病アウトカム、死亡率に悪影響を与えている。
うつは認知行動療法:CBTにより効果があり、かつ、CBTに基づく支持療法に関しても糖コントロール効果が認められている(Ann Intern Med 1998 , 129:613-621)が、新しいインターネットを用いた方法論で、大規模に、かつ、比較的低コストで行える、WebベースのCBT治療を試みたもの

Web-Based Depression Treatment for Type 1 and Type 2 Diabetic Patients
A randomized, controlled trial
Diabetes Care February 2011 vol. 34 no. 2 320-325


ITT解析、per-protocol解析にて、いずれもうつ症状減少効果ありとの結論
しかし、糖尿病コントロールにまで効果は認めなかった。

中途半端な話でおわってる。


電子カルテとか遠隔医療支援システムなどの一部の詐欺まがいな効能効果より、日本で一般化されないCBT・・・この実践に、日本では、希望が持てるのかもしれない。
知らなかったが、”Web-based Cognitive Behavior Therapy”というのは一定の評価がくだされているようだ。

<参考文献>
・Web-based cognitive behavioural therapy (W-CBT) for diabetes patients with co-morbid depression: Design of a randomised controlled trial
BMC Psychiatry 2008, 8:9doi:10.1186/1471-244X-8-9
・Web-based Cognitive Behavior Therapy: Analysis of Site Usage and Changes in Depression and Anxiety Scores (J Med Internet Res 2002;4(1):e3)
・The Pathways Study: a randomized trial of collaborative care in patients with diabetes and depression Arch Gen Psychiatry. 2004 Oct;61(10):1042-9.

by internalmedicine | 2011-01-29 08:48 | 糖尿病・肥満  

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