米国:就学時年齢のランニング外傷増加

日本ではどうなのだろう?

最近の動向を調べたかったのだが・・・よく分からなかった → 文科省

私の検索能力が劣ってるからかもしれないが、ただ、スポーツ外傷に関して、まともに文科省は対応しているとは思えない。統計をとって、分析して、対策を立てるというのが正しい行政だと思うのだが・・・そういうことは無視するのが、日本の行政のようだ。

具体例を示そう
 ↓
K-1甲子園:危険性への配慮が足りなさすぎる 2008/09/03
関連:http://bit.ly/ie7R6E


・・・という、長い前置きの上、米国の調査を示す
 ↓
アメリカの6-18歳の若者において、1994年から2007年までにランニング外傷が34%増加していることがわかった。この期間USの病院ED受診は、225,344件と推定。ほとんどは、下肢のsprain(ねんざ)とstrain(肉離れと一応訳す)
6-14歳の若年ほど、転倒、学校でのランニング中が多く、15-18歳になると、町中でのランニング、スポーツレクリーエーション中が多くなる。
運動自体を推奨することは非常によいことだが、小児領域での、公式な、エビデンスベースな、年齢特異的なガイドラインがなされるべきだろう。
Running-Related Injuries in School-Age Children and Adolescents Treated in Emergency Departments From 1994 Through 2007
Ann J. Mehl, Nicolas G. Nelson, and Lara B. McKenzie
CLIN PEDIATR February 2011 50: 126-132, first published on October 20, 2010 doi:10.1177/0009922810384719



参考:学校におけるスポーツ外傷等の後遺症への適切な対応について 事務連絡 平成19年5月31日
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/05/07060103/001.htm


心眼政治批判されているが、随分前から官僚による心眼行政が行われている・・・日本

状況を分析し、推移を予測し、客観的判断を行い、対策を行うなんて・・・まともな行政が行われてない日本・・・単に声がでかく目立つやつが何鱈委員会メンバーとなり、それぞれの私利私欲により、意見主張し、あげく、官僚の青写真通り動く日本の行政・・・日本の普遍的姿

by internalmedicine | 2011-01-31 09:31 | 運動系  

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