軽症持続喘息:第1選択はオルベスコで良いじゃないか

軽症持続喘息が全喘息患者の70%程度で、ファーストライン治療は何かが問題になる。

第1選択として、シクレソニド(オルベスコ CIC160) v フルチカゾン+キシナホ酸サルメテロール(FP200/S100) v プラセボを比較したもの

結果は、合剤の方が初回重症喘息発作を起こすまでの日数減少をもたらすものの、臨床的には、喘息コントロールという面ではほぼ同等ということ。

Comparison of the Effect of Low-Dose Ciclesonide and Fixed-Dose Fluticasone Propionate and Salmeterol Combination on Long-term Asthma Control
Chest February 2011 139:311-318; published ahead of print November 18, 2010, doi:10.1378/chest.09-1735

12-75歳の軽症持続喘息で、ランダム化二重盲検プラセボ対照化研究

プラセボ比較で、FP200/S100群では、重度喘息悪化までの期間を延長化、肺機能の改善ではみられた (P = .0002)、しかし、CIC160ではみられなかった。

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Kaplan-Meier plot showing time to first exacerbation (intention-to-treat analysis).

CIC160 と FP200/S100両群ともに、プラセボよりpoor controlの喘息日数を減少 (P ≤ .0016 for both active treatments)


さらに、両治療群とも喘息症状無し日数増加 (P ≤ .0001)、レスキュー使用なし日数増加 (P = .0005, one-sided)、喘息コントロール日数増加l (P ≤ .0033)がみられた。

Overall Asthma Quality of Life Questionnaire scoresも、両治療群どもプラセボより改善(P ≤ .0017)


上記Kaplan-Meyerみれば、増悪時までの日数有意差あるが、さほど差がない!
持続型β2への潜在的危惧を考えれば、CIC第1選択で良いのではないか!・・・という話。

最近は、吸入ステロイド+短期β2刺激剤、吸入ステロイド+持続型β2刺激剤非固定投与の話も出てるから・・・比較対象が単純でなくなってきた・・・






オルベスコって地味だけど、とても良い薬。派手派手しいICS+LABAより・・・玄人好み・・・なんていったりして

by internalmedicine | 2011-02-18 09:58 | 呼吸器系  

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