肥満の変形性膝関節症へのインパクト:米国老人国家レベルのインパクト

米国でも、肥満に伴う変形性関節症が国家的問題になっている。

米国老人の国家レベルの肥満の変形性膝関節症へ及ぼすインパクト、合併症・死亡率を数値化し報告したもの

Original Research
Impact of Obesity and Knee Osteoarthritis on Morbidity and Mortality in Older Americans
Ann Int Med. Feb. 15, 2011, 154 (4) vol. 154 no. 4 217-226


QALYあたり総損失推定は、肥満無しの膝変形性関節症1.857 から 肥満+変形性膝関節症では3.501となり、肥満による損失はQALYあたり8600万に相当する。膝変形性関節症 and/or 肥満によるQALY補正50-84歳生存者では、10%から25%に相当となる。ヒスパニックと黒人女性が特に損失となる。
モデルによると、10年後に見られる肥満改善効果は冠動脈疾患17.8万人、糖尿病89.0万人、膝関節置換術 11.1万人と想定される。
肥満減少により、50^84歳の631.8年数を増やし、781万QALY数ほどの生存期間を改善することとなる

by internalmedicine | 2011-02-21 10:09 | 運動系  

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