青年期BMIは中年期の冠動脈性心疾患リスクとなり、2型糖尿病のリスク要素とはならない

青年期のBMIっての正常範囲であっても中年期の冠動脈性心疾患のリスク要素となるが、2型糖尿病のリスク要素とはならない。糖尿病にはBMI値は短期的には作用しないこと。

日本の報告ではないので・・・インスリン抵抗性比率の高い人種の多い日本、アジアでは別途検討が必要だろうが・・・


17.4年平均の健康若年男性、身長・体重繰り返し測定し、青年期BMI増加は、正常範囲であっても、後年の肥満関連疾患の実質的リスク要素となることが判明

Adolescent BMI Trajectory and Risk of Diabetes versus Coronary Disease
N Engl J Med 2011; 364:1315-1325April 7, 2011


約65万人年フォローアップ(平均フォローアップ、17.4年)間で、2型糖尿病 1173、冠動脈性心疾患 327
年齢、家族歴、血圧、ライフスタイルマーカー、バイオマーカー補正多変量解析モデルにて、青年BMIは有意に糖尿病と血管造影確認冠動脈性心疾患と関連(平均10分位 第1 v 第10平均比較 17.3 - 27.6、 ハザード比5.43; 95% CI, 2.77 - 10.62)
成人時BMI補正にて完全に糖尿病に対する青年期BMIの関連は消失 (hazard ratio, 1.01; 95% CI, 0.75 ~ 1.37) するが、冠動脈疾患との関連は消失せず  (hazard ratio, 6.85; 95% CI, 3.30 ~ 14.21)
多変量解析継続変数としてのBMI値補正後、成人期BMI高値のみ糖尿病と有意関連 (β=1.115, P=0.003; P=0.89 for interaction)
逆に、思春期BMI高値、成人期BMI高値はそれぞれ独立して冠動脈性心疾患と関連(β=1.355, P=0.004、β=1.207, P=0.03)(P=0.048 for interaction)

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by internalmedicine | 2011-04-07 09:23 | 糖尿病・肥満  

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