特発性肺線維症:6分間歩行距離は信頼性、再現性、治療評価、予後評価の上で重要な指標、MCIDは24-25m

特発性肺線維症において、6分間歩行距離(6MWT) 臨床的に意味のある治療効果の最小の差である、minimal clinically important difference (MCID)を考慮し、6MWTの再現性、信頼性、反応性評価したもの

6MWTをインターフェロンγ-1b臨床研究で行った全患者のデータを利用して、ベースラインと24週後の6MWDと他の指標を比較し、パラメーター上、分布非依存補正共役因子を用いてこの6MWDと肺機能、呼吸苦、健康関連QOLとの相関の強さを比較したもの。distribution-based 、 anchor-based methodを用いてMCIDを評価。

Six-Minute-Walk Test in Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Test Validation and Minimal Clinically Important Difference
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2011; 183: 1231-1237.

6MWD(平均インターバル 24日間)の2つの近似値比較で、良好な再現性証明(coefficient = 0.83; P < 0.001).
6MWDは生理機能、健康関連QOLとは弱い相関
しかし、この値は、もっとも機能状況が悪い患者では、常に、有意に低値であった。これは、信頼性がおけると考えられる。
重要なことに、6MWDは死亡率のかなり強い予測要素
24週で50m以上低下することは、4倍ほど1年後の死亡リスクを増加させる (ハザード比, 4.27; 95% 信頼区間, 2.57– 7.10; P < 0.001)

推定 MCID は 24–45 m


"Anchor-based method"に関して、“Anchor-based methods assess which changes on the measurement instrument correspond with a minimal important change defined on the anchor [4], i.e. an external criterion is used to operationalize a relevant or an important change. ”(参照)とあり、“明確な、もしくは、重要な変化を操作すべき最小重要差評価法である。原著を読んでおく必要がある。

by internalmedicine | 2011-04-30 09:37 | 呼吸器系  

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