外傷とPTSD と 喘息の関連

PTSDは"心的外傷後ストレス障害"と訳されるが、定義を逸脱し”心的外傷”後と誤って広まった時期があったと思う。安易な PTSD 認定の社会的影響が危惧されたことを記憶している。



1772名の一般成人で、PTSDインタビューを行い、1) no trauma、2) trauma, but no PTSD、3) trauma with PTSDに分類検討

トラウマティック ストレスとPTSDに関して、肺機能という客観的指標で調査した初めての調査とのこと

社会住民統計、臨床・ライフスタイル要素補正後、PTSD登録者は、PTSD無し登録者に比べ、有意に喘息関連症状オッズ比有意に増加(OR 3.2–8.8)。
平均FEV1/FVC比は、PTSD群で最小で、外傷暴露なし登録者で最大
トラウマティック ストレスは、独立して、FEV1とFEV1/FVCに相関。
PTSD登録者では、有意に定義上の気流制限リスク増加と相関(OR 4.2–7.8)。

Association of airflow limitation with trauma exposure and post-traumatic stress disorder
Eur Respir J 2011 37:1068-1075


炎症性プロセスがおそらく関与しているのであろう、外傷とPTSD関係の問題



ERJに相沢先生の追悼記事
L.M. Fabbri and P.M. O'Byrne
In memoriam Prof. Hisamichi Aizawa, 1950–2011
Eur Respir J 2011 37:977; doi:10.1183/09031936.00038411

by internalmedicine | 2011-05-01 11:59 | 呼吸器系  

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