C群ライノウィルス : 小児喘息の入院・重症例と特に関連が認められる

ヒト・ライノウィルス(HRV)の中で新しいより病原性のはっきりした、 group C (HRVC)が最近見つかった。
HRVCは急性喘息子供の子供に多く、他のウィルスよりより重症となりやすいという仮説とともに調査。


急性喘息の子供(n=128; 年齢 2-16歳)を救急外来にて登録。急性増悪を評価、鼻吸引にて呼吸器ウィルス、HRV strainを同定

大部分は、中等症・重症子供 (85.2%) 、入院の子供(98.9%)
このうち、HRVが87.5%で同定、他のウィルスは14.8%で、HRVがほとんど。
HRVCは急性喘息の多く(59.4%)で存在し、より重症の喘息と関連。
HRVC同定の子供(n = 76) は、HRVAやHRVB単独同定の子供より重度 (n = 34; p = 0.018)で、他の子供との比較でも重度 (n = 50; p = 0.016)
非HRVウィルスの19名の子供のうち、13名がHRV co-infectionで、7名がHRVCを有していた。

既知HRV群や他のウィルスに比べて、HRVCは、入院するような子供の喘息発作の子供に多くみられ、より重度である。


Association between human rhinovirus C and severity of acute asthma in children
Eur Respir J 2011 37:1037-1042





ヒトライノウィルス:Human rhinoviruses (HRVs)は、普通感冒の原因として50年前から発見されていた。かぜの原因ウィルスの代表格である。数年前、A、BというHRVのグループ発見、さらに3番目の種発見され、HRV-Cが見いだされ、異なる構造と特性が見つかった。
このHRVと喘息の関連が一つのトピックになっている。

The ABCs of Rhinoviruses, Wheezing, and Asthma[down-pointing small open
J Virol. 2010 August; 84(15): 7418–7426.

呼吸器疾患でのHRVの役割
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2897627/table/t1/

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by internalmedicine | 2011-05-01 15:09 | 呼吸器系  

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