CAPACITY: ピルフェニドン 特発性肺線維症 臨床第2相治験

抗線維化薬(和名 : ピルフェニドン:pirfenidone)の特発性肺線維症に対する肺機能低下減少効果評価を目的とするCAPACITY プログラム (studies 004 と 006) は臨床第2相試験

Pirfenidone in patients with idiopathic pulmonary fibrosis (CAPACITY): two randomised trials
The Lancet, Early Online Publication, 14 May 2011
CAPACITY Study Group


study 2004: pifenidone 2403 mg/日 174、1197 mg/日 87、 プラセボ 174
study 006: pifenidone 2403 mg/日、プラセボ 171

両研究全患者検討対象

study 2004において、pifenidoneはFVC減少軽減  (p=0·001)、 week 72における平均FVCは、pifenidoneで -8.0%(SD 16.5)、プラセボ群で -12.4%(18.5)(difference 4·4%, 95% CI 0·7 to 9·1);最低限10%以上減少症例比率は 35/174 v 60/174。
有意な治療効果はweek 24からすべての時点で観察され、解析全研究時点でもみられる  (p=0·0007)
pifenidone 1179 mg/day群の%FVCの平均差は、pifenidone 240m3 mg/日、プラセボ群の中間的であった。

study 006において、week 7のFVCグループ差は有意でない  (p=0·501)
wek 72のFVC平均差は pifenidone群 -9.0%(SD 19.6)、プラセボ群 -9.6%(19.1)
week 72の予測FVC差は有意でない (0·6%, −3·5 to 4·7); しかし、持続的なperfenidoneの効果がweek 48までみられ (p=0·005)、すべての研究時点解析でみられる (p=0·007)。

pifenidone 2403 mg/日群の患者はいずれもプラセボ群に比べ高頻度
吐気  (125 [36%] of 345 vs 60 [17%] of 347)
dyspepsia (66 [19%] vs 26 [7%])
嘔吐(47 [14%] vs 15 [4%])
食思不振 (37 [11%] vs 13 [4%])
光線過敏 (42 [12%] vs 6 [2%])
皮疹 (111 [32%] vs 40 [12%])
dizziness (63 [18%] vs 35 [10%])

死亡率は少なく、特発性肺線維症関連しも少ない (19 [6%] vs 29 [8%]、12 [3%] vs 25 [7%])


Pirfenidone 、すなわち、5-methyl-1-phenyl-2-[1H]-pyridoneは経口で bioavailableな合成分子で、TGF-βやTNFを 調整することがin vitroで判明しており、結果、線維芽細胞増殖抑制、膠原線維合成抑制、そして、細胞性、組織学的マーカーの減少を動物モデルで示されていた。

日本での107名のPhase 2治験(Am J Respir Crit Care Med 2005; 171: 1040-1047.)で、内部解析早期効果判明短期終了で、9ヶ月後肺活量減少平均差改善効果(p=0.037)が報告されている。
その後、肺機能をエンドポイントとした日本での1つ、2つ北米・ヨーロッパ研究で、275名の特発性肺線維phase 3で、week 52での肺活量減少改善効果(absolute difference 70 mL; relative difference 44%; p=0·042),、疾患無進展生存率期間改善(p=0·028)がみられていた(Eur Respir J 2010; 35: 821-829.)。



塩野義製薬 | ピレスパを服用される患者さまへ

http://www.shionogi.co.jp/IPF/patient/pirespa/index.html

by internalmedicine | 2011-05-14 09:35 | 呼吸器系  

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