傍胸骨筋電図、EMGpara%maxは呼吸器分野の心電図になれるか?

”傍胸骨筋電図”で良いのだろうか? ・・・ EMGpara%max
いずれも以前は横隔膜筋電図で神経性呼吸ドライブを測定しようとしていたが、これを簡便にした、傍胸骨肋間筋・筋電図に応用し、モニターしようというもの


傍胸骨筋電図最大比率(EMGpara%maxと、神経性呼吸ドライブ指数(EMGpara%max × 呼吸回数 積)をCOPD肺発作フォロー中の入院患者で検討の報告
両指標とも、変化に機敏に反応し、不良アウトカムの優れた予測指数として従来の指標より有効であった。
Neural respiratory drive as a physiological biomarker to monitor change during acute exacerbations of COPD
Patrick B Murphy et. al.
Thorax 2011;66:602-608 doi:10.1136/thx.2010.151332


2つめの論文は、EMGpara%maxを喘息に用い、夜間喘息患者を含み検討したところ、喘息、特に、夜間喘息で高値を示した。覚醒を伴わない夜間発作の客観的モニターとして有効な可能性がある。
Nocturnal asthma monitoring by chest wall electromyography
Thorax 2011;66:609-614 doi:10.1136/thx.2010.152462



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2-3呼吸の気流トレースと傍胸骨EMGの生データ例
ベースラインの気流と平均傍胸骨筋電図を示した(A)。Y軸上方はL/sで気流を表現、Y軸下方はEMGのボルト表現、X軸はリアルタイムで、6秒以内に生じた2回の呼吸と3回目の吸気。傍胸骨吸気時筋電図#2は、比較のため、shaded barで強調。 SFP吸入後の気流と傍胸骨EMG2時間 (B)。傍胸骨EMG2時間の振幅強度は有意にSFCで低下。
CHEST March 2010 vol. 137 no. 3 558-565

by internalmedicine | 2011-07-14 11:43 | 呼吸器系  

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