老人:エネルギー活動性増加ほど認知機能低下を防ぐ(量依存的)

Activity Energy Expenditure and Incident Cognitive Impairment in Older
Adults
Laura E. Middleton; Todd M. Manini; Eleanor M. Simonsick; Tamara B.
Harris; Deborah E. Barnes; Frances Tylavsky; Jennifer S. Brach; James
E. Everhart; Kristine Yaffe
Arch Intern Med Published online July 19, 2011.
doi:10.1001/archinternmed.2011.277


エネルギー活動性:Activity Energy Expenditure

これが量依存的に、認知機能低下予防的に働く
総エネルギー消費(2週間評価で、重水ラベルを用いた評価)90%を基礎代謝率(これは間接カロリーメーターで評価)で引いて計算。
197名の男女、平均年齢74.8歳をベースライン(1998-1999)と2,5年後MMMSEを用いて認知機能評価とともに検討。認知機能障害はベースラインからの1.0SD(9点)減少を定義とする。

ベースラインMMMSEスコア、人口動態、fat-free mass、睡眠時間、健康状態自己報告、糖尿病補正後、性特異的AEE3分位では、老人において、認知機能低下オッズ減少(オッズ比, 0.09:95%信頼区間 0.01-0.79)
AEEと認知機能低下頻度の有意な量依存関係が観られた。




メカニズムとしては多要素的だろうと考察sれている。brain-derived neurotrophic factorの程度に影響を与え神経可塑性、βアミロイド斑の蓄積減少をもたらす可能性、心血管リスク減少効果など

ボケ防止のために、体を動かせ!

by internalmedicine | 2011-07-20 08:46 | 精神・認知  

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