COPDリハビリテーション: ”運動能力”より”実際の運動量”へのシフト など

長年、肺血管運動試験というのは、運動制限診断、そしてCOPD患者の合理的プラン作りにため行われてきた。実際、検査室での運動負荷意見は臨床家や研究に役割を果たしてきており、現在でも漸増的運動負荷試験は呼吸、心血管パフォーマンス評価、自覚症状と障害、最大酸素摂取量、最大新派薄う、最大運動換気量などは重要な役割を果たしている。しかし、ここ10年、運動能力より、エネルギー消費を増加させる骨格筋収縮による運動量に向いている

”運動能力”より”実際の運動量”へのシフトがある。しかも、accelerometerなどの客観的評価が必要。

それ以外に、アディポネクチン、ABIという動脈硬化に関わる指標が死亡率に関与ということが、この疾患の”不動性・寡動性”の問題点を示唆する。

要するに、COPDでは、”体を動かさないために生じる合併症が問題なのである。故に、呼吸リハビリテーションの主眼は、体を動かしたくさせることへ・・・ 

Physical Activity Is the Strongest Predictor of All-Cause Mortality in Patients With COPD: A Prospective Cohort Study
Benjamin Waschki et. al.
Chest August 2011 140:331-342; published ahead of print January 27, 2011, doi:10.1378/chest.10-2521

170名の安定COPD(FEV1 , 56%予測値)の前向きコホート
全原因死亡率15.4%、補正後、多センサーアームバンドによるphysical activity level (PAL) 測定が0.14増加後と、死亡リスク減少 (hazard ratio [HR], 0.46; 95% CI, 0.33-0.64; P < .001)
確立した予測因子比較で、PALは最も良い4年生存率の判別propertyを持ち(C stastic , 0.81)、標準化あたりの死亡相対リスクで最も高い相関を示す (
死亡率の新しい予測因子として、adiponectin level (HR, 1.34; 95% CI, 1.06-1.71; P = .017)、 leptin level (HR, 0.81; 95% CI, 0.65-0.99; P = .042)、 right ventricular function (Tei-index) (HR, 1.26; 95% CI, 1.04-1.54; P = .020)、そして、 ABI < 1.00 (HR, 3.87; 95% CI, 1.44-10.40; P = .007)

ステップワイズCox回帰にて、最も独立した予測因子モデルは、 PAL、 adiponectin level、ankle-brachial index [ABI](血管Dopplerエコー)であった。
これらの要素複合により判別能改善した  (C statistic, 0.85)


a0007242_944572.jpg


ABIに一番驚いたが、論文に、末梢血管疾患評価のために、 vascular Doppler sonography (SonoMate100; DEGO GmbH; Nagold, Germany)を用い、ABI測定したとし、ABI<1以下がいくつかの住民検査で死亡リスク増加をもたらしたためと書かれている。



Garcia-Aymerichら(Garcia-Aymerich J et. al. Regular physical activity reduces hospital admission and mortality in chronic obstructive pulmonary disease: a population based cohort study . Thorax . 2006 ; 61 ( 9 ): 772 - 778 .)は、accelerometer由来のデータで日々の運動評価し、運動アンケートのデータの不正確性を指摘

Waschkiら(Waschki B , Kirsten A , Holz O , et al . Physical activity is the strongest predictor of all-cause mortality in patients with COPD: a prospective cohort study . Chest . 2011 ; 140 ( 2 ): 331 - 342)は、肺・非肺アウトカムは呼吸困難度、静的過膨張、心機能、全身性炎症バイオマーカー、情緒、健康状態、体組成、6分間歩行距離などの個別要素、さらに、BODE(BMI、気流制限、呼吸苦、運動能力の組み合わせ)、ADO(年齢、呼吸苦、気流制限)指数と相関することを指名した。

by internalmedicine | 2011-08-04 09:54 | 呼吸器系  

<< HTA-SADD研究 認知症抗... CSLD: 小児における慢性咳... >>