後顧的解析:事前吸入ステロイド使用例では肺炎入院COPD患者の予後が良い

後顧的解析だから・・・意味あるのか? 

population-baseの、前向き研究なら、ICS(吸入ステロイド)による下気道感染増悪要素を含めて検討が出来たのに・・・”ICSによる肺炎頻度増加”を上回る効果があるかどうかなんてこの報告じゃ分からない。

Observational Study of Inhaled Corticosteroids on Outcomes for COPD Patients with Pneumonia
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2011 184: 312-316
Dennis Chen et. al.



ICS(吸入ステロイド)事前使用:8,271 未使用:7,497の肺炎による入院COPD患者 15,768 名

90日死亡率は有意差無し (ICS 17.3% vs. no ICS 22.8%; P < 0.001)

多レベル回帰分析にてICS事前使用では、30日時点死亡率減少 (odds ratio [OR] 0.80; 95% confidence interval [CI], 0.72–0.89)、90日時点死亡率減少(OR 0.78; 95% CI, 0.72–0.85)、人工換気使用減少(OR 0.83; 95% CI, 0.72–0.94)

ICS使用と昇圧剤使用に有意な相関認めず (OR 0.88; 95% CI, 0.74–1.04)

by internalmedicine | 2011-08-11 07:31 | 呼吸器系  

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