非侵襲的人工換気:II型呼吸不全患者のウィーニング使用 RCT

早期人工呼吸離脱・抜管テクニックに非侵襲的人工呼吸(NIV)の是非はまだ未決状況。
慢性高炭酸ガス性呼吸不全(CHRF)患者の人工呼吸離脱・抜管困難へのNIV

Noninvasive Ventilation and Weaning in Patients with Chronic Hypercapnic
Respiratory Failure: A Randomized Multicenter Trial
Christophe Girault et. al.
VENISE Trial Group
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2011;184 672-679
http://ajrccm.atsjournals.org/cgi/content/abstract/184/6/672?etoc

ICU13施設で、急性呼吸不全に陥った自発呼吸困難初回エピソードのCHRF208名
・通常の侵襲的離脱法(n=69)
・抜管後標準酸素療法(n=70)
・NIV(n=69)

NIVのレスキュー使用を、非NIV群にも許可

プライマリエンドポイントは抜管後7日内の再挿管
セカンダリエンドポイントは抜管後ARF発生、 抜管後7日以内の死亡、抜管後NIVのレスキュー使用、患者アウトカム

抜管率 30、37、32% (P = 0.654)
抜管後ARFを含む離脱失敗 54、 71、 33% (P < 0.001)

侵襲的及び酸素療法群のRescue NIV success rateは45%、58%  (P = 0.386)

デザインによる、挿管期間は他の2群より1.5日長い。 

侵襲群よりNIVでは離脱長いようだが有意差無し  (2.5 vs. 1.5 d; P = 0.033)



非侵襲的人工換気使用は、慢性呼吸不全の離脱困難の早期ウィーニング・抜管は7日以内の再挿管減少に影響を与えない。しかしながら、挿管期間を短縮し、抜管後急性呼吸不全リスク減少などウィーニング状況の改善をもたらす。抜管後NIVのレスキュー使用のベネフィットの潜在的有用性の検討が必要。

by internalmedicine | 2011-09-16 10:39 | 呼吸器系  

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