大気汚染:PM2.5、PM10、NO2長期暴露と、卒中発症、心血管疾患死亡との関連

多くのコホート研究で大気汚染と心血管死亡率との相関は示されていたが循環器系疾患との関係の論文2つしか無く、この論文は粒子状物質の長期暴露と、卒中発症、虚血性心疾患死亡との関連を示し、全身性疾患発症に関連があることが示唆された論文という主張

Long-Term Exposure to Air Pollution and Cardiorespiratory Disease in the California Teachers Study Cohort
Michael J. Lipsett et. al.
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 184. pp. 828-835, (2011)

大気小粒子・ガス状汚染物質と、心筋梗塞・卒中と全原因・原因別死亡率の関係

PM2.5長期暴露ハザード比は、10μg/m3増加毎に虚血性心疾患死亡率増加
特に閉経後女性において卒中(1.19 ; 95% CI, 1.02–1.38)増加。

PM10に関して、虚血性心疾患死亡リスク増加(1.06; 95% CI, 0.99–1.14) 、卒中発生増加(1.06; 95% CI, 1.00–1.13)

一方、酸化窒素物は虚血性心疾患・全心血管疾患死亡率増加と相関

長期PM2.5、PM10暴露は両者とも、卒中発症、虚血性心疾患死亡率増加と関連が示され、窒素酸化物は心血管原因死亡と関連することが判明

by internalmedicine | 2011-10-03 10:05 | 環境問題  

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