特発性肺線維症:プレドニゾン・アザチオプリン・Nアセチルシステイン組み合わせで予後悪化? 治験中断

PANTHER-IPF (Prednisone, Azathioprine, and N-acetylcysteine: A Study that Evaluates Response in Idiopathic Pulmonary Fibrosis)

情報ソース:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-10/nhla-cut102111.php


NIHの一部門、National Heart, Lung, and Blood Institute (NHLBI)は、特発性肺線維症治療の3群のうち一つのアームを安全性の問題から中断。

プレドニゾロン、アザチオプリン、N-アセチルシステインの3剤はプラシーボや不活性物よりアウトカム悪化させたという報告をうけて、独立機関であるData and Safety Monitoring Board (DSMB)が推奨し、NHLBIが決定。

特発性肺線維症で広く用いられてきた組み合わせであるが、プラシーボとの直接比較は未だ検討されてなかった。

3剤組み合わせにより死亡率増加  (11 percent versus 1 percent)、入院増加(29 percent versus 8 percent)、より重度の副事象 (31 percent versus 9 percent)増加を示した。
また、肺機能検査も変化認めず。
割り付けられたアドヒアランスも悪い  (78 percent adherence versus 98 percent adherence)


他の2群である、NAG(尿)単独 v プラシーボ比較は続行とのこと。


インパクトある報告。
対象が安定期IPFなのか、不安定なICUなのか?どの程度の混在だったのか?
どの組み合わせが問題だったのかが今後の課題になると思う。

by internalmedicine | 2011-10-22 09:00 | 呼吸器系  

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