fMRI研究:暴力的テレビゲームにより脳の活動性変化

fMRI研究で、テレビゲーム(ビデオゲーム)週10時間でaggressive behaviorのコントロールと関連する脳領域活動性減少するという報告。

テレビゲーム(ビデオゲーム)だけでなく、テレビ・映画・DVD・ブルーレイなどのコンテンツについても同様の研究結果が示されつつある。


RSNA(Radiological Society of North America meeting): Violent Video Games May Alter Brain Function
By Kristina Fiore, Staff Writer, MedPage Today
Published: November 28, 2011
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/RSNA/29916

Vincent Mathews ( Indiana University ,Indianapolis)は以前、バイオレント・ゲーム30分ほどで前頭前皮質の特定部位の活動性低下を報告していた。
今回は、より長期の影響を検討で、22名の男性(18-29歳)で、バイオレント/ゲーム暴露経験の少ない対象
週10時間シューティングビデオゲームを半数行う。
ベースラインでのfMRIと1,2週後のfMRI検討

ゲーム暴露後、emotional task期間左下部前頭前野活動性減少、inhibition task中の前帯状皮質活動性減少。前頭前野活動性はビデオゲームやめれば回復。





Caption: A sample of randomly assigned young adults showed less activation in certain frontal brain regions following a week of playing violent video games at home.

Indiana University School of Medicine


ソース:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-12/iuso-vvg120111.php


メディア・バイオレンス関連
・ メディアバイオレンス:繰り返し暴力的ビデオ視聴による情緒反応鈍化を示すfMRI研究結果 2010年 10月 19日
・ メディアバイオレンスのレビューとガイドライン Lancet 2005年 02月 20日
・ メディア・バイオレンス:CDC専門委員会発表分 2007年 11月 30日
・ メディア/バイオレンス: 暴力行為・夜間不眠はメディア利用とともに増加・相関する 2011年 08月 01日


人権左翼団体さんたちは・・・この種の運動に関してはあんまり動いてませんが・・・なぜ?

by internalmedicine | 2011-11-29 11:35 | 環境問題  

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