閉塞型無呼吸:CPAP (vs sham CPAP ) 血圧・脂質・糖代謝特性改善効果

いままでは、CPAP無し vs CPAP治療という対比だったからか、閉塞型無呼吸症候群の血圧・代謝面への効果、あまり芳しい報告はなかったと記憶しているのだが・・・

二重盲検RCTでの知見ということで、確定的な話になった。

CPAP for the Metabolic Syndrome in Patients with Obstructive Sleep Apnea
N Engl J Med 2011; 365:2277-2286December 15, 2011

二重盲検プラシーボ対照化トライアル
・治療的CPAP
・sham CPAP
3ヶ月毎1ヶ月のwashout期間設けて交代

研究完遂86名で、うち75(87%)でメタボリックシンドローム

CPAP治療(VS. sham CPAP)は有意に
・収縮期血圧  (3.9 mm Hg; 95% confidence interval [CI], 1.4 → 6.4; P=0.001), ・拡張期血圧diastolic blood pressure (2.5 mm Hg; 95% CI, 0.9 → 4.1; P<0.001),
・血中コレステロール  (13.3 mg/dL; 95% CI, 5.3 → 21.3; P=0.005)
・非HDLコレステロール (13.3 mg/dL; 95% CI, 4.8 → 21.8; P=0.009)
・LDLコレステロール (9.6 mg/dL; 95% CI, 2.5 → 16.7; P=0.008)
・TG (18.7 mg/dL; 95% CI, 4.3 → 41.6; P=0.02), and
・糖化ヘモグロビンglycated hemoglobin (0.2%; 95% CI, 0.1 → 0.4; P=0.003).

メタボリックシンドローム頻度を減少  (reversal:CPAP 11 / 86 patients [13%] vs. 1 of sham CPAP 1/86 [1%] ).

高血圧促進発症CPAP治療1例、CPAP intolerance 2例、他はsham CPAP計測断念。


だが、sham CPAPって、果たして、対照として適切なのだろうか?
sham CPAPに対しても不快感を有する対象者も多いだろうに・・・

by internalmedicine | 2011-12-15 08:19 | 呼吸器系  

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