閉塞型無呼吸症候群医療に対する変な動き


最近非常に気になるのが、歯科領域の先生方の中に、口腔デバイスを閉塞型睡眠時無呼吸症候群のアセスメントを十分にせずに、しかも口腔デバイスの適応や限界を説明せず、導入する向きがあることです。

来年ある学会の準備タイトルをみたのですが、睡眠時無呼吸症候群は人を殺す病気であり、歯科でなおせるという表題でした。このままの演題にされるのなら、現場に乗り込んで戦おうかと・・

日本の医療の問題点は、包括的医療ということにつきます。各医療関係者が横とのつながりに関係なく、自己の得意な分野のみをすすめる・・・これは我々も十分に自制ををもたなければならないのですが・・


以下の論文やレビューの数々をみていただけたらわかると思いますが、口腔デバイスはあくまでも軽症閉塞型無呼吸症候群に対するalternative approachです。ケースをえらべば良好な結果も出ておりますのに・・・一部、木をみて山をみない方がいて・・・


口腔アプリケーションは睡眠中にほぼ耐用性が満足できるときだけ装着できる。
すべての患者に臨床的に意義ある反応があるわけではない、最近は二次治療として見なされている。気道陽圧に耐えられない軽度睡眠時無呼吸患者には口腔装置はよい選択方法であろう。医師とdental consaltantとの密接なcollabolationが適切な患者選択を確実にし、歯科的閉塞やtemporomanibular-joint discomfortをさけるために重要。
NEJM Volume 334:99-104 January 11, 1996 Number 2

小児科のOSA
http://aappolicy.aappublications.org/cgi/content/full/pediatrics;109/4/704
http://www.aap.org/policy/re0118.html

Scottish Intercollegiate Guidelines Network
http://www.sign.ac.uk/pdf/sign73.pdf

Standards of Practice Committee. Practice parameters for the use of auto-titrating continuous positive airway pressure devices for titrating pressures and treating adult patients with obstructive sleep apnea. Sleep 2002;25(2):143-7. [29 references]
http://www.guideline.gov/summary/summary.aspx?ss=15&doc_id=3181&nbr=2407

Practice parameters for the use of portable monitoring devices in the investigation of suspected obstructive sleep apnea in adults.
http://www.guideline.gov/summary/summary.aspx?ss=15&doc_id=4369&nbr=3291

Diagnosis and treatment of obstructive sleep apnea.
http://www.guideline.gov/summary/summary.aspx?ss=15&doc_id=5367&nbr=3670

Obstructive Sleep Apnea
http://www.aafp.org/afp/991115ap/2279.html
舌のretaining deviceやbite guardは下顎の前方位移動や後方気道閉塞改善に用いられている。この方法や必ずしもCPAPほど成功するとは限らないが、軽度の睡眠時無呼吸治療でCPAPに耐用性のない患者や手術を希望しない患者には有用。

by internalmedicine | 2005-02-01 10:19 | 呼吸器系  

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