処方箋を即刻出さず、間をおいてから出す方法(delayed prescribing)の時に・・・

AFP(http://www.aafp.org/afp/20050201/cochrane.html#c3)から・・・・・

質問:
“抗生剤の処方を即時にするのではなく、間をおいてから出す方法(delayed prescribing(遷延型処方))は臨床症状や合併症の尤度にどのような影響を及ぼすでしょうか?”


Evidence-Based Answer
処方箋を即刻出さず、間をおいてから出す方法(delayed prescribing(遷延型処方:とする))は、咳嗽患者で、非常に重篤に見えない限りは合理的で、安全な方法であるが、しかし、溶連菌性の喉頭炎が除外されない限り、咽頭痛の子供ではこの方法は推奨できない。
抗生剤の遷延型処方は第3病日めに症状として軽度改善がある。しかし、リスクは、抗生剤処方の副作用が少なくなる、抗生剤抵抗性が減る、コスト軽減というbenefitに対してバランスがとられなければない。


<解説>
Delayed prescribing(遷延型処方)は通常の気道感染(RTIs)の抗生剤使用を軽減する一つの戦略。

#原文でも、処方と服薬が混乱している気がします。


この感染症の多くはウィルス性で、抗生剤使用のbenefitがない。遅延型処方は処方することを意味し得入るが、もし症状悪化・特異的症状の出現がないなら、処方しないことであったり、もし症状が悪化するなら、患者は処方箋を用い、薬剤を服用することである。

#日本では、処方箋の有効期限から考えれば、現時点では無理ですね。

以前のシステミック・レビューでRTIsのdelayed prescribingは抗生剤使用患者を半減させた。このレビューで、Spurlingらは7つのgood-quality RCTを見いだしており、それは、即時処方と遅延型処方の割り当てがなされ、前向きに臨床アウトカムを決定したものである。

咽頭痛、感冒、中耳炎、咳嗽を含む研究であり、結果は混合。咽頭痛を有する選択されてない患者群での3つの研究では、多くは溶連菌感染を疑うもので、第3病日にdelayed antibiotics群で熱発が多かった。頭痛、maliseは同等。即時抗生剤投与に関してbenefitを有するという研究もあり、ないという研究結果もあった。より病状の悪い患者ではbenefitがある傾向のある研究結果であった。

遷延型抗生剤処方は、咳嗽成人でよく行われる;ただ一つの研究がなされており、アウトカムには相違がなかった。遷延型処方群と即時処方群では再受診率・合併症の差異はなかった。
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Cochrane for Clinicians
American Family Physician


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by internalmedicine | 2005-02-03 10:28 | 呼吸器系  

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