アメリカでは水痘ワクチンで死者が減ったと素直に喜んでいるが・・・日本では・・・

“水痘・帯状疱疹ウイルスは伝播力が強く、ヒトからヒトへ接触感染および空気感染し、病院内における伝播も数多く報告”(http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/298/dj2987.html
)されており

“水痘・帯状疱疹ウィルスは、水痘と帯状疱疹の原因となる。生ワクチンが1974年日本で開発され、1995年USで認可”・“ワクチンの使用が短期間で有効性が証明され、合併症・死亡率を減少させていることが判明した。ワクチンは水痘を予防するための鍵の役割を果たす。”
(NEJM perspective Volume 352:439-440 February 3, 2005 Number 5 http://content.nejm.org/cgi/content/full/352/5/439


アメリカにおける水痘ワクチン実施からの水痘による死亡率減少
Decline in Mortality Due to Varicella after Implementation of Varicella Vaccination in the United States
http://content.nejm.org/cgi/content/short/352/5/450
NEJM Volume 352:450-458 February 3, 2005 Number 5
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水痘による平均死亡数は145/年(基礎疾患105、寄与原因として40)→66/年
50歳未満の全年齢層で減少がみられ、1-4歳のそうがもっとも影響が大きく、92%

1995年以来USではワクチンにより予防しうるとされている。水痘ウィルスワクチン以前の25年(1970-1994)、水痘による死亡率は47-138/年、0.29-0.46/100万人と変動
ワクチンが利用できる以前では、死亡年齢分布のシフト、多くが20歳未満の死亡で80%。もとも死亡率が高いのは1歳未満(1.1-3.6/100万人)。全年齢群では、多くが合併症をもっていない(小児で89%、成人で75%)
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幸い日本では20例程度?
http://www.yoshida-pharm.com/information/dispatch/dispatch36.html



“2004年時点ですべての子供に予防接種を推奨している国は、米国以外に韓国、カナダ、オーストラリア、フィンランドなどである。また、それ以外の国でも部分的な接種勧告を行っている国は少なくない。例えば、ドイツでは罹患歴のない12~15歳の子供に、スウェーデンでは罹患歴のない13歳以上の子供に、オーストリア、イギリスでは抗体陰性の医療従事者に、ベルギー、フランス、イタリアなどではハイリスクの患者になどである”
http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/298/dj2987.html



チメサロールのインパクトより、予防しようとする対象疾患のインパクトを過小評価して、有害性だけをことさらに強調する集団がいます。
http://homepage2.nifty.com/smark/yoboutyu.htm

行政に批判をしたいだけの、政治活動的な、あるいは、メディアのねた探してきな精神性の低い反ワクチン・キャンペーンが日本には存在します。諸外国ではメディアは冷淡なようですが、日本は政治的に利用されている気がします。


【再掲】
根拠無き反ワクチン・キャンペーンがどの程度の有害性を国民にもたらすか? 3-8万人の死者を生む
http://intmed.exblog.jp/1555500/


宗教的とも思える、左翼系マスコミを巻き込んだ、アンチ・ワクチン運動

“文春”・“朝日”は、世論操作し、第二次世界対戦とおなじように負け戦に引き込んでいるように思える・・・



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by internalmedicine | 2005-02-03 14:24 | 感染症  

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