膀胱癌のPOC

POC(point of care)というと・・・
前立腺癌に対するPSAのようなもので(PSAの健診の意義は疑問視の向きもありますが・・・http://www.guideline.gov/summary/summary.aspx?doc_id=2181&nbr=1407


Detection of Bladder Cancer Using a Point-of-Care Proteomic Assay
JAMA. 2005;293:810-816.
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/293/7/810
膀胱癌の79名。

感度:
NMP22が79名中44名(55.7% 95%CI 44.1-66.7%)
細胞診は76名中12名(感度 15.8% 95%CI 7.6-24.0%)

特異度は
NMP22は85.7%(95%CI 83.8%-87.6%)
細胞診は99.2% (95% CI, 98.7%-99.7%)

内視鏡で視覚化できない4例の癌を検出。うち3例は筋層浸潤、1例は内皮癌。

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POC検査は、診療の現場において、患者さんのそばでおこなう臨床検査として定義“され、POCTは「Point-of-Care Testing」、つまり「診療・看護などの医療現場での臨床検査」という意味であり、病院検査室あるいは外注検査センター以外の場所で実施される全ての臨床検査を包含している”という記載もあります。

POC市場は年8.8%の増加、2008年には900万ドルと予測さ

・感染性疾患
・心血管マーカー
・凝固系
・骨粗しょう症
・ドラッグ乱用
・他の迅速検査
とされてます。

POCの定義はややあいまいですが、末梢血検査や動脈血ガス分析など大がかりのものをのぞけば日本で一番普及されてるのはインフルエンザ迅速検査でしょう。
他トロポニンなどの心筋ダメージの検査は専門施設への紹介の基準などに必須となっております。また、溶連菌・マイコプラズマなども最近導入いたしました。その場で検査すると、その後のdecision makingが異なってくる場合は特に有用です。
ただ、今回の膀胱癌のPOCというのは日本の現場でいるのでしょうか?中央検査・外注検査機関に任せた方が精度管理の面でもいいような気がするし・・・
医師医療機関へのフィーの高い国では有益かもしれないが・・・

by internalmedicine | 2005-02-16 12:12 | 医学  

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