抗喘息薬がアデノイドなどの小児睡眠呼吸障害に有効?

子供の睡眠呼吸障害 (SDB: sleep-disordered breathing)の主な原因のひとつは・・・アデノイド・扁桃腺肥大

で、昼間眠気・意欲低下など、学業・生活面にも影響が・・・ということで・・・なにか治療があれば助かるのでしょう。


モンテルカスト=シングレアが有効である可能性・・・
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Leukotriene Modifier Therapy for Mild Sleep-disordered Breathing in Children
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 172. pp. 364-370
http://ajrccm.atsjournals.org/cgi/content/abstract/172/3/364

扁桃腺摘出を適応としない、軽度の睡眠呼吸障害 (SDB: sleep-disordered breathing)を有する子供は、しばしばneurocognitive や behavioral morbidityといった問題を有することがある。有効な治療方法が必要と思われる。

24名のSDB小児で16週のmontelkast治療介入。Sleep studyとX腺フィルムから想定したアデノイドの大きさ前後で比較。

モンテルカスト治療は、sleep-disordered breathing (SDB) の16名の治療を受けていない16名の小児においてアデノイドのサイズを減少させ、呼吸器関連の睡眠障害を改善した。
LT1-R 、 LT2-R mRNAはアデノイド組織で同様に豊富であるが、OSAを有する子供でLT1-R,LT2-R蛋白発現は増加し、LTB4、LTC4/D4/E4が高値である。

montelkastは睡眠呼吸障害 の改善と関連。将来的に二重盲検が必要。
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アデノイドなどによる軽度睡眠障害に対しては福音となるのか?


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<再び・・・日本語訳にこだわり>
睡眠呼吸障害 (SDB: sleep-disordered breathing)という日本語訳

NHLBIでは
"Sleep-Disordered breathing (SDB) describes a group of disorders characterized by abnormalities of respiratory pattern (pauses in breathing) or the quantity of ventilation during sleep. Obstructive sleep apnea (OSA), the most common such disorder, is characterized by the repetitive collapse or partial collapse of the pharyngeal airway during sleep and the need to arouse to resume ventilation. "とかかれており、“睡眠中に生じる呼吸パターンあるいは換気の量の変化の一群”という定義。“睡眠中呼吸質と量の異常”というべきか・・・“睡眠-疾患性呼吸”か?
スマートな日本語訳というのも難しい。

by internalmedicine | 2005-07-23 10:44 | 呼吸器系  

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