インターネット介入CME(医療生涯教育)はより実践的な教育となりえる

田舎にいると、認定医・専門医更新に多大なるお金と時間がかかる。空港に行くまで2時間弱、ほぼ2日をそれで消費してしまう。平日前提の学会なども普通なので、休診をしなければならなくなる。医師会はCMEを始めているようだが、各学会もCMEによる認定更新を認めてほしい。


インターネット経由CMEは、十分な教育効果がある・・・
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JAMA. 2005;294:1043-1051.
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/294/9/1043?lookupType=volpage&vol=294&fp=1043&view=short


比較:
・multiple sesionであるインターネットベースのCME介入2週間
・単独の小グループ、interactiveなCMEワークショップ

コンテンツは: National Institutes of Health National Cholesterol Education Program—Adult Treatment Panel III guidelines

(わかりにくい指標)
両介入群とも即時、12週後の知識獲得は同様

インターネット介入は、高リスク患者のガイドラインに従う薬物治療のパーセンテージが高いIX成った (介入前 85.3%; 介入後 90.3%; P = .04)

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正答率が元々高いものよりもっと低いものの方が教育効果が試されるのだろうが、すこし正答率の低いものだったらどうなのだろう。


インターネットCMEの良いところは、自分の学習できる環境を整えた上で学習ができることも揚げられると思う。岐路と、患者のことを気にかけながらリアルタイムなレクチャーを眠りながら受けるより遙かに教育効果が上がると思うのだが・・・

by internalmedicine | 2005-09-07 15:17 | 医学  

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