西ナイル熱輸血感染対策は大丈夫か・・・ニッポン


西ナイル熱が国内初の発症…川崎市の男性、米で感染か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000409-yom-soci
(読売新聞) - 10月3日21時49分更新


どうでもいいけど、厚労省は“ウェストナイル熱”?
http://www.mhlw.go.jp/topics/2002/10/tp1023-1.html

  
メディア様におかれても・・・用語を統一しないと・・・・混乱しますぜ


厚労省内でこの“西ナイル”・“ウェストナイル”を検索しても最近のはほとんど出てこない。

日本赤十字社あてのみ
 ↓
ウエストナイルウイルス等の輸入感染症対策に係る採血禁止期間の変更について
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/5monshin1.html
日本赤十字社社長あて厚生労働省医薬食品局長通知

でも、うーーむ、国民あてには昔のウェブサイトのままかぁ・・・


さて、この間に
西ナイルウィルス(ウェストナイルウィルス:WNV)テストをminopool(MP)核酸テスト(NAT)にて行って検知できずに発症したWNV脳炎の事例が報告されている。輸血後13日で発症している。
http://www.cdc.gov/ncidod/dvbid/westnile/resources/MacedoeaTransfusion2004.pdf


このいわゆる偽陰性による抜けおちにより、1例でも発症したら・・・メディア・市民団体からの総攻撃がまっているのだろう・・・



輸血に関するコスト効果分析
http://www.annals.org/cgi/content/abstract/143/7/486
がなされている。

まぁ、この検査抜け落ちに関しても・・・米国との行き来は多いのだから、厚労省もせめて議事録くらい残してないと、輸血関連のWNV脳症がでたら・・・メディア・市民団体様からおしかりとともに、多額の税金注入が待っている予感がする。(そして役人様は任期をおえて・・・天下り先にいって知らんぷりと・・・)

by internalmedicine | 2005-10-04 16:07 | 感染症  

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