心肺などの疾患をもたない老人の呼吸苦・・・加齢肺の特徴 ELDA 

Normal values for respiratory resistance using forced oscillation in subjects >65 years old
Eur Respir J 2005; 26:602-608
老人において、呼気流量制限(EFL)測定を行った、FEV1/FVC比であり、呼吸苦検査値として価値があると思われる。
65歳を超えた多くの人が息切れ・呼吸苦を訴えている。この症状を呈するうち、時々、心臓・呼吸器由来であろう。ほかの場合は原因があいまいであった。
この問題について考察を行う。Claire de Bsshopらは、1318命のボランティア、66-88歳において、Bordeaux市周辺で全人口を調査。
2つの質問、社会地位的、医学的質問をして、呼吸機能を測定した。
呼吸量、最大呼吸流量をEFLとともに測定。EFLは以下のごとく決定;
口呼吸を行うとき、肺内の空気を吐き出したときの陰圧を施したとき、呼気流量の増加を生じる。そのときの流量が増加しないときにEFLと呼ぶ
750名のボランティアが測定とアンケートを完了し、47%にEFLを見出した。
EFLは男性より女性で多い。そしてこれは身長の小さい人たちでより多い。
呼吸苦の程度は、その程度とEFLの程度と相関があった。EFLを有する多くの人々では、肺・心疾患の病歴があった。しかし、この人たちの15%は呼吸苦とEFLを有するが、病歴はなく、これは高齢自体がこの呼吸苦の原因であることを示唆する。
加齢に伴う呼気流量制限をELDAと呼び、多くは女性であり、しばしば肥満を伴う。ELDAのひとは同年齢健康人に比較してVCが少なく、最大流量が少ない。
VCの増加はおそらく呼吸苦とEFL減少をもたらすだろうと考察。
しかし、まだ、これらの患者の呼吸機能を改善する医学的な戦略的をもたない。
European Respiratory Journal


興味ある論文:加齢肺研究へのひとつの研究仮説と治療の提言も・・・


加齢と肺メカニクス:Editorial
Eur Respir J 2005; 26:563-565

by internalmedicine | 2005-10-09 16:06 | 呼吸器系  

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