心不全+中枢型無呼吸に対してCPAP療法は適応でない

世の関心は移ろいやすく、アスベストより日常的に心身・死亡率に関して国家的なVolumeとして有害なものの関心は無くなっていく・・・
無呼吸症候群、特に、閉塞型無呼吸症候群も層である。テレビで知ったかぶりのあほどもが、SAS(サス)などというものだから、中枢型(CSA)も閉塞型(OSA)も区別ができないまま、世の中の関心が急減している。

無呼吸に関しては、検診スクリーニングがあてにならないと確立している問診にてすまされており、個々人の居眠り運転ですまされ、そして、多くの心臓・脳血管障害や逆流性食道炎が、その他の原因で放置されているのであろう。




やっと 本題・・・

心不全と無呼吸症候群は、NEJMのペーシング論文でかき乱されたが、疑わしいという論文も現れてきている

心不全におけるCSAはあだ花なのか?

Continuous Positive Airway Pressure for Central Sleep Apnea and Heart Failure
NEJM Volume 353:2025-2033 November 10, 2005 Number 19
http://content.nejm.org/cgi/content/short/353/19/2025
ランダム化後3ヶ月にて
CPAP群は対照群に比し
1)無呼吸・低呼吸のエピソード頻度の減少(?21±16 vs. ?2±18 per hour, P<0.001)
2)NE濃度の減少(?1.03±1.84 vs. 0.02±0.99 nmol per liter, P=0.009)
3)平均夜間酸素飽和度の増加(1.6±2.8 percent vs. 0.4±2.5 percent, P<0.001)
4)駆出率増加 (2.2±5.4 percent vs. 0.4±5.3 percent, P=0.02)
5)6分間歩行距離増加(20.0±55 vs. ?0.8±64.8 m, P=0.016).

対照群とCPAP群において崔がなかったもの:
1)入院数、2)QOL、3)ANP値

心臓移植無しの生存率の早期傾向は対照群で良好だが、18ヶ月後はCPAP群で良好。
しかし、包括的なイベント(死亡や肺移植)率は相違なし(32 vs. 32 events, respectively; P=0.54).

【論文の結論】
CPAPはCSA、夜間酸素化、駆出率、NE濃度、6分間歩行距離を改善するが、生存率に寄与せず。このデータでは、CSAと心不全患者の生命延長を期待してCPAP使用することはできないとの結果。


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中枢型の睡眠時無呼吸は慢性心不全患者の25-40%
この患者さんたちの話で、閉塞型無呼吸患者に対するCPAPの論文は多数有り、確立しているので混同無きように・・・・と、論文にも書かれている。

夜間低酸素血症を認める場合・・・ポリソムノグラフィーは重要

by internalmedicine | 2005-11-10 10:43 | 呼吸器系  

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