LABA受容体遺伝子多型性による治療効果の差

持続性β2刺激剤(LABA)もスピリーバも、効果に個体差が激しいという印象がある。


LABAは治療効果でピークフローで50L/minほどのインパクトは有りそうだ
他のパターンでは1秒量改善やβ2刺激剤rescue useの回数1回低下など臨床的にかなり
影響があることが判明



beta-Adrenergic Receptor Polymorphisms and Response to Salmeterol
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 173. pp. 519-526, (2006)
http://ajrccm.atsjournals.org/cgi/content/abstract/173/5/519?etoc

両トライアルとも、B16Arg/Arg患者はB6Gly/Gly患者に比べsalmeterol開始後の効果は無かった。

第一コホートにて、プラセボ比較にてsalmeterol投与にて
B1Gly/Gly患者と比べてB16Gly/Arg患者はA.M.ピークフロー値は51.4L/min低い。


第二コホートで、salmeterol+ICS治療にて
B16Arg/Arg患者はA.M.PEFがB16Gly/Gly患者よりPEFが低い
1秒量が0.42L、スコア指数が1ほど、rescue useが1回ほど違うようで・・・喘息治療に対する個体差が遺伝子の多型性で一部説明可能となったようである


B16 Arg/Arg患者はFEV1が低く、症状スコアが高く、albuterol rescue useが増加する。



テーラーメイド治療につながるのか?


CS受容体とβ2受容体のpolymorphismの関係
http://pats.atsjournals.org/cgi/content/full/2/4/320

など複雑な相互作用も出てきそうだが・・・


ところで、ムスカリン受容体のpolymorphismとSpirivaの治療効果ってのはあんまり聴かないのだが・・・

by internalmedicine | 2006-02-22 10:54 | 呼吸器系  

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