生後1年以内の抗生剤使用 喘息発症と関与?

衛生仮説に以前から注目していたので結構文献に目が勝手にいってしまい、キーボードを勝手に打ってることが多い・・・

高環境中エンドトキシン濃度は喘息頻度を増加させる

抗酸化作用のアレルギー性疾患悪化仮説


衛生仮説:進歩版 “古い友人たちとの絶交がアレルギーを引き起こす"

新しい衛生仮説支持論文 1歳児の湿疹は2−3ヶ月時のリビングルームのエンドトキシンと相関




新たな衛生仮説の一種?・・・抗生物質乱用の警告にもなるのか?


Does Antibiotic Exposure During Infancy Lead to Development of Asthma?
Chest. 2006;129:610-618.)
【目的】生後1年の間に抗生剤暴露癧と小児喘息発症の関係
【デザイン】メタアナリシス 1-18歳までの医師診断喘息
【セッティング】英語文献1966年からのものを対象で、後顧的・前向きを問わず
【結果】
8つの研究(4つの前向き、4つの後ろ向き)で、抗生物質の少なくとも1回の暴露と小児喘息の進展との関連測定されたもの
12082名の小児と1817名の喘息
用量反応関係にて、27167名の小児と3392名の喘息例

8つの研究のpooled odds ratio(OR)は2.05(95%CI 1.41-2.99)

後ろ向き研究でより有意となる
(OR, 2.82; 95% CI, 2.07 to 3.85 vs 1.12; 95% CI, 0.88 to 1.42).

5/8の研究で、生後1年での抗生剤使用回数との量的関係、総括的なORは1.16 (95%CI 1.05-1.28)
しかしながら、後顧的研究のほうが前向きより有意とはいえない



でも、抗生剤使用のバックグランドってのが、economy classや同胞の数に左右される可能性あると思うのだが・・・メタアナリシスといっても、ちょっと眉につば・・・

by internalmedicine | 2006-03-17 10:45 | 呼吸器系  

<< タバコは依存症を形成しやすい・... 睡眠時間は長短とも糖尿病のリス... >>