閉塞型無呼吸症候群とビタミンC、不整脈

閉塞型睡眠時無呼吸に関して2つの論文
直接的予後として重要な心血管事故なのだから、こういう研究が重要

Antioxidant Vitamin C Improves Endothelial Function in Obstructive Sleep Apnea
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2006; 173: 897-901.

FMD:http://bme.pe.u-tokyo.ac.jp/research/vessel/vessel.html

10例の無治療OSAと性・年齢マッチした対照群
OSA患者ではベースラインのFMは有意に減少
0.5g ビタミンC注射にて、血管反応は対照群では不変だったが、
OSA患者ではビタミンCはFMD増加に働く。
結論としては、OSA未治療患者の血管内皮依存性血管拡張減少が見られ、ビタミンCがフリーラジカルscavengerとして改善に急性変化として働く。
OSA関連心血管疾患治療として検討が必要であろう。



Association of Nocturnal Arrhythmias with Sleep-disordered Breathing: The Sleep Heart Health Study
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2006; 173: 910-916.
Methods:
不整脈の頻度を比較
年齢、性別、人種・民族、BMIマッチさせたもの
228名の睡眠呼吸障害SDB(呼吸障害インデックス>=30)と338名の対照

結果
心房細動:4.8% vs 0.9% (p=0.003)
非持続性心室頻拍:5.3% vs 1.2% (p=0.004)
複雑性心室性期外収縮(非持続性心室頻拍、bigeminy、trigeminy):25.0 vs 14.5%(p=0.002)

SDBなしの患者で比較すると、オッズ比
心房細動:4.02 95%CI 1.03-15.7
非持続性寝室頻拍:3.40 95%CI 1.03-11.20
複雑性心室性期外収縮:1.74 95%CI 1.11-2.74

この心室性頻拍は、アウトカムとして関連あると思われる。



ビタミンCに関してはあくまでも、急性反応を見たに過ぎないからすぐに臨床効果有りというのは即計すぎる。

by internalmedicine | 2006-04-07 12:16 | 呼吸器系  

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