警察官の名誉、士気にかかわる控訴

福島県警は医者逮捕表彰など、警察・検察の浮世離れした言動がめだつ



少年グループからリンチを受けた末に殺害された栃木県上三川町、会社員須藤正和さん(当時19歳)の遺族が、栃木県と元少年3人(1人は和解)、その親を相手取り、約1億5000万円の損害賠償を求めた国家賠償訴訟で、栃木県は24日、捜査の怠慢と殺人との因果関係を認めて県に最大9633万円の支払いを命じた今月12日の宇都宮地裁判決を不服とし、東京高裁に控訴する方針を決めた。

県は、〈1〉1億円近い県民の税金を支出することになり、1審判決だけでは決められない〈2〉判決では県警の言い分が全く認められておらず、警察官の名誉、士気にかかわり控訴せざるを得ない――などとしている。

ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060425ic01.htm


警察に、科学性・論理・合理性という言葉は通用しないようだ
官僚独特の、自己中心的、仲間尊重的な言動に一致する言葉



ホリエモン保釈に関して
“裁判所が起訴事実を否認している被告の保釈を初公判前に認めるのは異例”
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KNG&PG=STORY&NGID=main&NWID=2006042601004984

との記事・・・・これって非常におかしくないか?

警察・検察のいう通りに供述しなければ保釈しないということが公的に容認されている司法制度はおかしい・・・警察・検察ファッショそのものではないか?

こういうことが、供述至上主義・冤罪をもたらし、重大な人権侵害がなされているのである。

最近でも、警察がシナリオをつくり、あの手この手で、閉鎖された空間で住民に作り上げた罪を供述させるという事件がある。にもかかわらず当局はまったく反省の色がないようである。・・・恐怖

取調べを複数のビデオ動画で録画することはまっとうなことをしているという前提なら警察にとってもなんら困らないはずである。むしろ、変な供述調書をとっているという疑念を問われないだけ警察にとってメリットがあるはず。でも、それを拒否している警察はおそらく後ろめたいものがあるのだろう。


警察・検察の現行のやり方は医療事故に限らず、多くの刑事事件においても大きな問題があり、これは司法制度の問題でもあると確信した。

医療の閉鎖性をメディアはよく口にするが、より大きな問題が、供述・仮投獄・仮釈放にある。警察・検察改革が必要だと思うのだが、またしても記者クラブの弊害か・・・


共謀罪というのが国会で現在討議、立法化の見通しである。
・・・犯罪がなくても罰せられ、一般市民も対象となり、さらに、警察・検察ファッショを増大する可能性がある。

・・・一市民として、憂えざる得ない状況である。

by internalmedicine | 2006-04-25 10:18 | くそ役人  

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