OSAにおけるloop gain

Sleep Apnea
Am. J. Respir. Crit. Care Med., Volume 163, Number 5, April 2001, 1181-1190
http://pats.atsjournals.org/cgi/content/full/3/1/124



無呼吸の原因病態
上気道の解剖・・・・肥満・小顎症・長顔
上気道筋・・・・・・・・筋の反応性低下
換気コントロール・・ループゲインの上昇
肺気量・・・・・・・・・・低肺気量
覚醒閾値・・・・・・・・覚醒閾値の低下



上気道拡張筋群の調節は個々の筋により大きく相違することが知られている。
たとえば頤舌筋では、その活動性が化学受容体を介するため、低酸素血症
(hypoxia)や高炭酸ガス血症(hypercapnia)の出現とともに増強されるが、口
蓋帆を緊張させる口蓋帆張筋(tensor veli platini)などはほとんど化学受容体を
介さないため、その活動性は体位により大きく変化する。このように、個々の
上気道拡張筋の調節形式はさまざまだが、上気道拡張筋群は総体として、特に
吸気時に上気道内径を広げ、上気道虚脱を防いでいる。

頤舌筋では、その活動性が化学受容体を介するため、低酸素血症(hypoxia)や高炭酸ガス血症(hypercapnia)の出現ととも増強されるが、蓋帆を緊張させる口蓋帆張筋(tensor veli platini)などはほとんど化学受容体を介さないため、その活動性は体位により大きく変化する。



【Chemical control loop. FRC, cardiac output (Q), CR, RC, respiratory muscle EMG, and PAV. 】

換気コントロールメカニズムは無呼吸の病態に関して重要であるかどうかの議論が続いてきた。上気道の拡張性筋肉活動性が呼吸ドライブによって影響されるということが議論になってきている。もし、不安定な換気コントロールにより開閉したら、呼吸ドライブが低ければ、気道開存が保てなくなる。同様に、気道開存は開閉する。最近まで、個々の呼吸コントロールの安定性成分のみ測定されていて、換気コントロールの変動に関して情報が少なかった。

無呼吸の病因として、換気コントロールが重要かどうかという議論が行われてきた。呼吸ドライブにて上気道拡張筋の活動性が重要である。もし呼吸ドライブが不安定な換気コントロール下であるなら、気道開存性は呼吸ドライブが低ければ障害される。個々の換気コントロール安定性をはかる方法が開発された。
Madgy Younesらの仕事で、loop gainの概念であり、respiratory communityを測定する方法である。
フィードバック・ループによる制御されたgainの量を用いるエンジニアリング用語である。

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ループ・ゲインは、中等度の虚脱性を有する咽頭気道を有する患者に特有

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上気道狭小化→ループゲイン増加→換気コントロール不安定→上気道狭小化→OSA悪化→ループゲイン増加→・・・・・という悪循環に関与

by internalmedicine | 2006-04-27 20:23 | 呼吸器系  

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