慢性咳嗽患者と正常者の咳回数の違い

咳の客観的評価というのは20年以上前関わったことがあるけど、あんまり進歩してない。ほとんどの論文はアンケートによる主観的な咳回数測定のみ
故に、病的な咳嗽回数という基本的なことすら明確でない。

音声記録のみの咳嗽カウントというのも少々議論のあるところだが・・・正常者との違いというのがはっきりしたということで・・・

Cough frequency, cough sensitivity and health status in patients with chronic cough
Respiratory Medicine Volume 100, Issue 6 , June 2006, Pages 1105-1109
【方法】慢性咳嗽20名の患者、9名の健康ボランティア
Leicester Cough Monitor (LCM),:自動携帯デジタル咳嗽モニター(音声記録)

【結果】
平均(sem)咳嗽回数/時間は
・慢性咳嗽にて43(8)
・正常者で2(1)
・・・differenceでいえば 41(95%CI 24-59 P<0.001)

咳嗽回数測定は繰り返し可能:個人でのSD 23咳嗽数/時間 intraclasscorrelation coefficient 0.8

咳嗽回数は身体的(r=0.6 P=.03)、社会的(r=0.7 P=.01)、total leicester Cough Questionaire(LCQ)健康状態スコア(r=0.6 P=.03)、咳過敏性(capsaicin誘発 5回 r=0.9 P=0.008)

【結論】慢性咳嗽と健康対照者において、咳の回数の明確な違いがあることが判明。その回数は咳嗽に特化した健康状態と関連するものである。


by internalmedicine | 2006-05-18 10:15 | 呼吸器系  

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