飛行機が一番安全???

飛行機が一番安全・・・というのを耳や眼にすることが多い・・・ほんとだろうか?

Webの情報によると・・・
・Mileage Death Rate (MDR):マイル数死亡率
・Registration Death Rate (RDR):登録死亡率
・Population Death Rate (PDR):人口死亡率
なる指標があり、それぞれの比較が必要なのである。

MDRRDRと同様の限界があり、大衆の安全を増加する研究の場合はRDRがなされる。しかしながら、MDRは旅行リスク指標としてよく用いらる。しかしながら、自動車旅行といっても個別化するのは困難。同様なことが歩行、自転車、単車などでもいえる。集団旅行となる、バス・列車、船、飛行機などはこういう個別旅行とは同等に比較できない。

RDRは文化・政府単位の死亡リスクの比較に使うのであり、このリスク比較は一つの乗り物事の比較であり、分母として明確に意味があると言えない。

PDRは三番目に頻用される指標だが、生活している間に生じる特定の原因で生じる死亡数を毎年の人口10万あたりで比較したもの。しかしながらコンセンサスが得られているわけではない。容易に大衆に理解されないということが問題。平均的には25/10万人年とのこと


EvansらとSivakらは、特定距離あたりの累積リスクを指標としている。一般化され、TFRは特定旅行あたりの死亡リスク、特定の旅行者あたり、特定のクラスあたりの乗り物、特定の様式の旅行などで比較されるもの

特定原因による生涯リスクをAFRと定義し、Wildeらは、この集積死亡率を定義している。AFRは総PDRで特定原因のPDRを割ったものとして計算、10年感に計算し直したものを用いた



MDRに関しては、具体的に・・・Transportation Safety Progress 1950 to 2003の2ページ目あたりに書かれている
1000マイル飛行機旅行における死亡リスクは運転の1000マイルとほぼ同等、ほとんど離着陸で飛行機死亡事故は生じる(長距離飛行ほど安全)
コミューター飛行機事故が巨大飛行機の2倍の事故が生じる。コミューター飛行でより危険な理由はほぼ経験不測のパイロットであるということ。

マイルあたりの死亡率で比較すると、車より単車の方が35倍死亡率が高い。
定期航路のオッズは100万あたり約一人。
自動車事故の約4倍。人・マイルあたりの自動車事故は飛行機旅行の約4倍
しかし、車旅行はマイル数が少ない。旅客数×マイルは、自動車事故は飛行機旅行の約10倍
バスはより安全。旅客数×マイルでは、自動車はバスの25倍
USデータ



そして日本の資料では・・・
http://tokaic3.fc2web.com/body/report/report_h14/2002Rep5.pdf


距離:自動車>飛行機>列車
利用者数あたり:飛行機>列車>自動車


世の中、ものごとを簡単に表現しすぎて正しくものごとが提示されてないことが多い。飛行機は乗り物の中で一番安全という・・・のも、ものさしによってはあやしいことが分かると思う。
どこぞの業界のまねをして、簡単・明瞭・雰囲気づくりこそ正しいなんてプレゼンテーションが流行ってるが、明瞭にして、正しく・・・が科学的プレゼンテーションでは正しい。


田舎に住んでると、飛行機を利用せざる得ないことが多く、高所恐怖症の当方としてはいつも汗をかきながら飛行機に乗らざる得ない・・・ほとんどアルコール酩酊状態で・・・
ところが、帰路は車に乗らないといけないので、それもできないため・・・怖い

by internalmedicine | 2006-07-12 08:14 | その他  

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