受動喫煙:居酒屋店員の健康被害

田舎は分煙が徹底して無くて、居酒屋どころか通常の飲食店でさえ、なんの遠慮もなく隣でタバコを吸うのを許している。・・・地方経済はまだまだ景気が悪く、飲食店経営において客から嫌われる行為はしたくないのだろう。

ここが行政の出番だと思うのだが・・・その連中もプカプカ・・・心の僻地だなぁ・・・



受動喫煙による健康被害のエビデンスは蓄積しているのに、多くの公的な場所がsmoke-freeとなっていない。
Meniesらは、非喘息・喘息非喫煙者である居酒屋従業員の前向き研究を行い、スコットランドでの公的な場所での禁煙を導入した後の効果を報告している。

JAMA. 2006;296:1742-1748.
per-protocol analysis
・呼吸器系・感覚系症状のパーセンテージが79.2%(n=61)→1ヶ月後:53.2%(n=41)→2ヶ月後:46.8%(n=38)
(-26%(95%CI -13.8~-38.1%) P<.001、-32.5%(-19.8%~-45.2%) P<.001)

・FEV1増加 96.6%→1ヶ月後:104.8% (変化 8.2%; 95% CI, 3.9% ~ 12.4%; P<.001)→2ヶ月後:101.7%( 5.1%; 95% CI, 2.1% ~ 8.0%; P = .002)

・血中コチニン濃度 5.15→1ヶ月後:3.22ng/mL(--1.93 ng/mL; 95% CI, -2.83 ~ -1.03 ng/mL; P<.001)→ 2ヶ月後:2.93 ng/mL (-2.22 ng/mL; 95% CI -3.10 ~ -1.34 ng/mL; P<.001).

・総白血球数・好中球数は2ヶ月で減少:
白血球 7610 → 6980 cells/μL (-630 cells/μL; 95% CI, -1010 ~ -260 cells/μL; P = .002)
好中球 4440 → 4030 cells/μL (-410 cells/μL; 95% CI, -740 ~ -90 cells/μL; P = .03)

・喘息ありの居酒屋従業員は気道炎症が減少し、呼気NO減少(34.3 ppb→ 27.4 ppb:1ヶ月後 ( P = .04))、Juniper QOLスコア 80.2→87.5ポイント改善(7.3ポイント 95%CI 0.1~14.6ポイント P=.049)

by internalmedicine | 2006-10-11 10:55 | 呼吸器系  

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