持続喫煙者のCOPD発症の絶対的リスクは25%は喫煙が原因



Developing COPD: a 25 year follow up study of the general population
Thorax 2006;61:935-939;

Copenhagen City Heart Studyの部分研究であり、ベースラインで正常肺機能者を25年フォローしたもの
正常肺機能の比率は、
男性:96%(非喫煙者)→59%(継続喫煙者)
女性:91%(非喫煙者)→69%(継続喫煙者)

中等症・重症COPD25年発症は、それぞれ、20.7%・3.6%(男女差無し)


禁煙にてCOPD発症リスク減少
フォローアップ期間中2912名の死亡で、うち109名がCOPDによる死亡
COPD死亡の92%が継続喫煙者であった。

これを考えれば、すくなくとも、喫煙者のCOPD健康被害の25%はタバコ収益から補填されるべきものであろうと思うのだが・・・

by internalmedicine | 2007-03-05 09:42 | 呼吸器系  

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