インパクトファクターが世の中をゆがめている by BMJ



BMJは、インパクトファクターに対しpublishingと科学をゆがめていると危惧の念を表明している。"bad paper"がその悪名的過誤故に引用される危惧、そして、個々の論文の質を反映したものではないという事実がある。にもかかわらず、インパクトファクターが研究基金の判断材料になることが問題であるとのこと

2つの論文でこれが論じられている。

Gareth Williams( Bristol University)は、学術団体がインパクトファクターを唾棄すべきと主張し、致命的欠陥を有するもので、学術団体へ多大なる損害をあたえると主張している。

Richard Hobbs(Birmingham University)は、インパクトファクターを捨てるより、引用監視期間の延長、参照論文数の補正、重要なペーパーのみスコア化するなどの改良を主張している。



わたしのような開業医には関係ない話だが、以前は、このインパクトファクターのせいで、メスをもったことのない外科系教授が出現するような事態が存在していた。また、レビューによるインパクトファクター生産工場のような教授が存在すると聞く。
臨床能力のない臨床教授様方の存在で、結果的に日本の臨床をゆがめたのではないかとおもうが・・・あんまりいうと差し障りがあり・・・(と歯切れ悪く終わる)・・・彼らには自覚がないからまぁ差し障りもないのか・・・と苦笑して終わる

by internalmedicine | 2007-03-16 11:51 | 医療一般  

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